中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【2月4日】(各地区駅伝)試合結果

遅くなりましたが、24日に各地区で行われた駅伝大会の結果です。

 

◾️第72兵庫県郡市区対抗駅伝競走大会

1区(10km

01位 三浦拓朗(西脇市) 30:06

02位 井上大輝(高砂市) 30:08

10位 苗村隆広(姫路市) 30:26

15位 加井虎造(篠山市) 31:10

 

兵庫県の郡市区対抗駅伝の仕組みがどうなっているのかいまいちわからないのですが、タイム順は上記の通りです。都道府県駅伝でも好走した新入生2人が元気ですね。ずっといいライバル関係で、大学では同じチームの仲間になります。切磋琢磨して上を目指して欲しいです。

【第72回香川丸亀国際ハーフマラソン】試合結果

神奈川マラソンと同じ日に、香川丸亀国際ハーフも行われました。丸亀も相当冷え込んだようで、テレビ観戦(録画)しましたが、画面からもわかるくらい雪が舞っていました。選手にとってもファンの方にとっても、厳しいコンディションになったようです。なお今回の写真も、Twitterゆかち様より許可を得て使用しております。

■ハーフ男子
01位 エドワード ワウエル NTN 1:00.31
02位 設楽悠太 Honda 1:01.13
03位 村山謙太 旭化成 1:01.42
04位 ゼルセナイ タデッセ エリトリア 1:01.43
05位 バイエリン イエグゾー エチオピア 1:01.43
06位 ドミニク ニャイロ 山梨学院大 1:01.46
07位 ジョエル ムァゥラ 黒崎播磨 1:01.50
08位 ウィルソン キプロノ トー ケニア 1:01.53

15位 中山 顕 1:02.30

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中大からは中山くんのみの出場でしたが、その中山くんが大幅自己ベスト更新で、中大記録を塗り替えましました。ついに黄台突入です。旭化成村山謙太くんが超ハイペースでレースを作り、5k通過が1400、10k通過が2802でした。中山くんはその後ろの後ろ、第3集団で追走していました。ハイペースの影響で、10k以降は軒並みタイムを落とす中、中山くんは後半だいぶ粘っていました。10k〜15kが1511、15k〜20kが1516、15k〜フィニッシュが1830で、15k以降は日本人1位の設楽くん(1834)、日本人2位の村山くん(1836)より速く、学生では一番速いタイムでした。後半いかに粘ったかがわかると思います。

箱根駅伝では、怪我明けの厳しい状態でも、素晴らしい走りを見せてくれました。その後は実業団の合宿に参加し、量を積んで臨んだようです。藤原監督のコメントにもありましたが、コンディションがもうちょっと良ければ、まだ出せるんじゃないかと思ってしまいます。表情を見てもそう思います。底知れません。残すは10000mですが、丸亀ハーフの10k通過2849は、中山くんの10000m自己ベストを大きく上回っています。後は走るタイミングだけでしょうか。次走は福岡クロカンとのことで、クロカンは苦手らしいですが、春につながるレースをして欲しいです。

【第40回神奈川マラソン】(10km/ハーフ)試合結果

遅くなりましたが、神奈川マラソンの観戦に行ってきました。晴れていてもチラチラ雪が舞うような寒いコンディションでした。某大学ののぼりがかなりはためいていたので、風も結構強かったと思います。

 

■10km陸連登録の部

01位 田母神一喜 中央大 31:13

02位 杉原啓佑      32:06

03位 柴山幸樹 横浜ウインズ 32:11

04位 山田俊輝 川崎市立橘 32:38

05位 山本康剛 平塚市陸協 33:15

06位 木村雄人       33:24

07位 外園恭士 横浜ウインズ 33:27

08位 長門元太 チームオオツキ 33:32

f:id:n-person:20180207230229j:plainハーフと10kではスタート地点が違うようで、ハーフのスタート近くで観戦していました(スタートしてもだいぶくるのが遅く、後ほど気づきました)。おそらく4kくらいだったと思いますが、その時点ですでに田母神くんが独走に持ち込んでいました。表情にはだいぶ余裕がありました。折り返してもうすぐゴールという地点では、表情は苦しそうでしたが、それでも独走で見事に優勝しました。冬季練習の一環とのことで、ペース走だったようです。しっかり練習が積めているそうで、トラックシーズンが楽しみです。

 

ハーフ男子

01位 大西淳貴 サンベルクス 1:03.59

02位 真船恭輔 東京国際大 1:04.06

03位 梶原有高 ひらまつ病院 1:04.06

04位 首藤貴樹 山梨学院大 1:04.06

05位 畝 拓夢 中央大 1:04.13

06位 宮地大輝 山梨学院大 1:04.27

07位 中村拳悟 東洋大 1:04.29

08位 吉田圭太 青山学院大 1:04.31

 

024位 冨原 拓 1:05.17

025位 関口康平 1:05.24

029位 川崎新太郎 1:05.31

046位 萩原璃来 1:06.11

059位 神崎 裕 1:06.37

075位 池田勘汰 1:07.15

169位 安永直斗 1:10.51

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f:id:n-person:20180207230643j:plain箱根予選会や箱根駅伝20k超の距離は走っているものの、初ハーフの選手が多数出場しました。箱根では5区を走った畝くんが、全体5位(学生3位)で、表彰台でした。スタート直後は、大きな学生集団の真ん中に中大の集団があり、その集団を引っ張るように畝くんが先頭で勢いよく飛び出して行きました。おそらく7k過ぎくらいかと思いますが、そこでは畝くんが先頭集団の中でも先頭争い、先頭集団の後方にひらまつ病院梶原くんと並走して関口くん、その後ろが萩原くんでした。萩原くんが余裕を持って走っていたのが印象的でした。その後折り返し、おそらく14kあたりだと思いますが、対向車線に来た時には、青学吉田くんが引っ張る先頭集団から畝くんが少し落ち気味でした。その後ろは冨原くんが上がって来ており、直後に関口くんでした。表情はまだまだ余裕がありましたが、その後ろの川崎くん神崎くんは苦しそうでした(もっとも川崎くんはポーカーフェイスなところがありますが)。その後再度折り返し、ゴールまで残り数百メール地点は、畝くんが学生3番まで上げており、そのままゴールしました。集団からこぼれたかに思えましたが、そこから上げたようです。畝くんからは、「上げたというより粘った」とのコメントなので、速いペースについて、粘って落ちて来た選手を拾っていったと推測されます。このコースこのコンディションで64分前半は、素晴らしいです。冨原くん関口くんも、最後まで粘り65分台。冨原くんは、距離に対応して来ましたね。川崎くんもしっかりまとめて来ました。一方池田くんはやや重い走りでした。不調とのことなので、春シーズンまでに戻して欲しいです。安永くんは、連戦の疲れですね。

 

調整無しのレースでこのような結果が出たことは、非常に大きい意味を持つと思います。関口キャプテンも大幅自己ベスト更新で、上昇ムードですね。この後は、福岡クロカンや学生ハーフになりますが、まずは次また結果を残して欲しいです。

【1月28日開催】(各地区駅伝)試合結果

遅くなりましたが、128日に各地区で行われた駅伝大会の結果です。

 

7回「晴れの国 岡山」駅伝競走大会

1区(6.0km) 1位 畝 拓夢(岡山市北区) 17:37

 

81中国山口駅伝競走大会

・郡市の部

1区(15.1km) 1位 安永直斗(東広島市体協) 45:51

・高校の部

1区(15.1km) 1位 三浦拓朗(西脇工) 45:12

 

67群馬県100km駅伝競走大会

2区(12.0km) 2位 萩原璃来(渋川・北群馬) 37:13

 

萩原くんが久々のロードで好走、10k以上のロードで結果が出たので、長い距離に俄然注目です。三浦くんは、高校の部圧勝でした。先週の都道府県からいい流れですね。

【第66回勝田全国マラソン】(フルマラソン)試合結果

新体制がスタートして最初のレースは、去年から出場している勝田マラソンでした。さすがに茨城のひたちなかには行けませんでしたが、箱根駅伝のような速報マップで状況を知ることができたので、5kごとのラップなどをリアルタイムで知ることができました。今年はやはり相当寒かったようです。

■フルマラソン(男子39歳以下の部)
09位 三須健乃介 2:27.34
12位 岸 俊樹 2:28.34
14位 佐々木遼太 2:28.56
20位 吉田侑平 2:31.46
21位 矢野郁人 2:31.46

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30kまではチーム全員で集団走、25k〜30kの5kは1721でした。30kを過ぎてから、三須くん、岸くん、佐々木くんがビルドアップ。30k〜35kの5kは、三須くんが1644、佐々木くんが1645、岸くんが1704でした。35k〜40kの5kでは、佐々木くんと岸くんが落としてしまいましたが、三須くんはペースをそのまま維持してゴールでした。佐々木くんは、35k過ぎてからが苦しかったですね。しかし、しっかり長いところに対応してきたことは、失礼ながら驚きでした。下からの突き上げがうまくいっています。

フルマラソンはなかなかチャレンジする機会はなく、非常に貴重な経験だったと思います。一般的に言われる「30k〜40k(一番苦しいところ)での粘り」もしっかりビルドアップでき、押していけるレースができたようです。駅伝ブログの三須くんのコメントだと、「出し切り過ぎないでキロ320」とのことですので、余裕を持ちながらも後半も押して行けたのだと思います。ボストンマラソン招待は残念でしたが、フルマラソンでしっかりと課題をクリアでき、立川ハーフに弾みがつきました。かなり内容の濃い結果だったと思います。新体制はいいスタートが切れましたね。

【第94回箱根駅伝】(復路回顧)

 

【6区冨原拓:区間18位(1:01.21)】
往路をシード権内で終え、9位東海大とは9秒差という状況でのスタートとなりました。突っ込んで入って、東海大と並走という予想を立てていましたが、厳しい結果になりました。最高点芦ノ湯で、東海大とは40秒差になり、後ろの帝京大中央学院大にも迫られていました。下りに入ってからもペースは上がらず、小涌園では総合12位(区間16位)、大平台では総合12位(区間17位)でした。緊張があったのか、少し固い表情に見え、動きも重いように感じました。全日本インカレ1500m入賞の冨原くん、スピードは抜群なので、20kの距離に自信をつけて、また来年リベンジして欲しいです。

【7区安永直斗:区間15位(1:07.11)】
前後とも1分以上離されてのスタートとなった安永くんですが、二宮の定点で総合順位は変わらずも、区間15位となかなか上げられませんでした。前の順天堂、後ろの駒澤も本調子ではなく、大磯でも前後1分以上差がついた単独走が続きました。前の順天堂がブレーキだったため、平塚中継所では順天堂との差は30秒を切ってきました。秋から冬にかけて調子を上げてきた安永くんですが、ハーフの実績がまだなく、その影響からかちょっと厳しい結果になってしまいました。10000m記録会では、終盤のきついところでも前を追えていたので、ハーフの距離でも再現して欲しいですね。

【8区神崎裕:区間12位(1:08.25)】
順天堂と29秒差でタスキをもらった神崎くんですが、茅ヶ崎の定点では区間9位と必死に前を追っていました。しかし、神崎くんの高校の先輩でもある順天堂野田くんが、それを上回る走りで、逆に差を38秒に広げられてしまいました。茅ヶ崎までの6.7kで突っ込んだ影響か、遊行寺坂では区間12位に後退、順天堂とは1分30秒とさらに広がりました。結局戸塚中継所では、変わらず総合12位でタスキリレーしました。野田くんが速かったものの、しっかり突っ込んで入れたのは大きいと思います。後は後半の粘りが課題だと思いますが、記録会などではその片鱗を伺うことができるので、この1年できっと積み上げてくれると思います。

【9区池田勘汰:区間18位(1:14.07)】
9区は1年生の池田くんが抜擢されました。前も後ろも見えない位置でのタスキリレーで、厳しい状況ではありましたが、後ろから迫ってくる駒澤大は実力者の堀合くんで、権太坂では34秒差まで追い上げられました。横浜駅前で、駒澤大と並走、池田くんはここまでで区間13位でした。しかし生麦では区間19位。横浜駅前から生麦の5kでだいぶ遅れてしまいました。鶴見中継所では、神奈川大学にもかわされ、総合14位、区間18位でした。横浜駅前までは粘れていましたが、そこからがきつかったです。予選会20kは非常に素晴らしい走りでしたので、単独走で苦しかったのかなと感じています。

【10区竹内大地:区間18位(1:14:04)】
最後の最後は、4年生でただひとり出場の竹内くんでした。蒲田の定点では、区間8位。正直なところシード権はかなり厳しい状況でしたが、突っ込んで入りました。新八ツ山橋でも区間9位。単独走ながら、必死に前を追っていました。しかし田町では区間17位と大きく後退。その後は上げられず、フィニッシュテープを迎えました。最初で最後の三大駅伝に加え、距離が長い区間、暑さもあるという、竹内くんには厳しい要素が多かったように思います。総合8位という目標には届かずとも、しっかりタスキを繋いだという事実は、竹内くん世代がチームそして後輩たちに残した結果であり、後輩たちに託した課題でもあるのかと思います。区間順位だけで語るのは簡単ですが、副主将として陰から支えたことは、フォアザチームという視点からはとても重要であったと思います。来年は竹内くん達にいい報告ができることと信じています。

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復路は「耐える区間」と位置付けていた藤原監督ですが、かなり厳しい結果になってしまいました。単独走になる傾向が高いため、走り方が難しいのかなとも感じますが、三大駅伝の経験を積み上げられたことは、大きな一歩だと思います。次は立川ハーフが目標になり、それが終わるとトラックシーズンへの準備が始まると思いますが、まずは怪我なく継続して練習が積めるよう、選手の皆さん頑張ってください。そして、2日間お疲れさまでした。
※往路に続き、田母神選手とゆかち様が撮影した写真を、許可を得て使用させていただいております。

【第94回箱根駅伝】(往路回顧)

あけましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願いいたします。さて、今年もニューイヤー駅伝箱根駅伝怒涛の3日間が終わり、ようやく全体的に落ち着きが出てきました。改めて、往路復路と2回に分けて振り返ってみたいと思います。なお、掲載している写真は、田母神選手とTwitterアカウントゆかち様がそれぞれ撮影したものを、許可を得て使用しております。

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【1区舟津彰馬:区間12位(1:02.58)】

戦前に神奈川大が、山藤くん1区起用を明言した影響か、各大学ともかなりの有力選手が集まり、レベルの高い1区となりました。舟津くんは、スタート直後にやや強引にポジションどりに(この辺は1500mの選手らしいなと感じました)行き、先頭の順天堂栃木くんの真後ろ、絶好のポジションを取りました。5kが1440くらいだったと思うので、極端なハイペースでもスローでもなく、うまく流れていました。こぼれる選手もほとんどなく、六郷橋の勝負になりました。青山学院鈴木くんがはじめにスパートし、この1回目のスパートにはうまく舟津くんは反応していましたが、その後の東洋西山くんのスパートで遅れました。1区は順番よりもタイム差。約40秒差で2区に繋ぎました。前を追える位置でタスキを渡せましたが、希望を言えばあと10秒、というところだと思います。

 

【2区堀尾健介:区間8位(1:09.04)】

この辺からあまり映らなくなるのが定番で、ネットの区間(定点)速報で確認しました。横浜駅前で区間12位(総合12位)と、序盤は上げられておらず、ひやりとしました。テレビに映った時は、拓殖大山梨学院大の留学生にかわされるシーンでしたが、落ちてきた上武大を拾い、すぐ前の日体大を追っている状況。ただ表情には余裕があり、まだ余力が残っていることはわかりました。権太坂での定点では、総合順位は引き続き12位ながら、区間9位で日体大駒澤大との並走、國學院を追っている状況でした。前半ためて、後半ビルドアップしてきました。権太坂でもまだ余裕はありました。ラストの急坂も粘りきり、國學院、順天堂、駒沢を拾って、区間8位、総合でも9位まで上げました。タイムも69分台で、素晴らしい走りでしたが、堀尾くんはあと30秒削りたいという気持ちがあったようです。

 

【3区中山顕:区間6位(1:03.42)】

いい形でタスキを受けた中山くんですが、故障明けという懸念材料がありました。嫌な予感が的中したのか、遊行寺坂で落ちてきた日体大に追いつき総合8位で並走していましたが、区間16位で、後ろの駒澤大からだいぶ詰められていました。しかし、茅ヶ崎の定点では区間11位で、後ろから上げてきた順天堂橋本くんと並走でした。そして湘南大橋では単独8位、区間7位までビルドアップ。最終的には、区間6位、総合単独8位でタスキリレーしました。堀尾くん同様前半抑えて後半ビルドアップするクレバーな走りでしたが、遊行寺区間16位から総合区間6位までビルドアップした選手は、見たことがありません。本当に故障明けなのかと疑うほど素晴らしい走りでした。状態がまだ万全ではない中でこの記録、目イチで仕上げてきたらどれだけの記録を出すのだろうと、期待が膨らみました。ちなみにネット情報によると、後半5k?定点間?か何かの記録は、中山くんは全体2番だったらしいです。

 

【4区苗村隆広:区間13位(1:04.04)】

往路の準エース区間は、苗村くんに当日変更でした。いい流れで苗村くんにタスキが渡りましたが、二宮の定点では、落ちてきた山梨学院を拾って7位に浮上するも、区間14位でした。この時点で単独走になっていましたが、こういう状態で力を発揮するロード得意の苗村くんなので、期待はありました。走りも表情も、まだ余裕でした。しかし小田原本町では、後ろから追い上げてきてしばらく並走していた駒澤大高本くんに遅れてしまいました。小田原中継所では、前を行く駒澤と14秒差の総合8位でタスキリレー。区間8位までが区間新というハイレベルな4区でしたが、例年よりタイムが出ている印象で、苗村くんの記録は去年換算で区間5位相当。駒澤との並走ではしっかり走れていましたし、区間順位は悪くても、準備していた通りには走れたのだと思います。

 

【5区畝拓夢:区間10位(1:14.30)】

今回の山登りは、1年生の畝くんに託されました。藤原監督が早々に、「山で稼ぐ」と発言していたことから、俄然注目が集まりました。箱根湯本では、ゆっくり入って区間11位。この後好走する順天堂山田くんや法政大青木くんとほぼ同じでした。大平台のへアピンでは、総合は8位と変わらずも、区間は8位まで上げました。しかし本格的な山登りが始まってからは、日体大のエース格小町くんにかわされ、小涌園区間11位(総合9位)に落ちました。しかし最高点芦ノ湯では、先述した山田くん青木くんにかわされ総合11位となるものの、区間9位と再度上げてきました。小田原中継所では後ろにいたチームが、軒並み山登りで好走して、ややリズムが崩れたのかなとも思いますが、登り区間では安定していたように思います。元箱根で遅れてきた神奈川を拾って10位に上がり、最終的には総合10位、5区区間10位でフィニッシュしました。軽い低体温症を発症していたとのことで、目標よりは少し遅かったようです。予選会直後にも軽いアクシデントがあって、本調子ではない中、まずは無事に走りきり、74分台でまとめられたことは今後に繋がると思います。しかし、当初の想定よりは1分〜2分程度遅かったようですので、これはアクシデントの分なのかなと思います。動画などを見ると、急坂でもスイスイと軽やかに登っていましたので、登りの適性はやはりあるな、と感じました。

 

藤原監督が戦前話していたように、往路はしっかり流れに乗れていたように思いました。何よりもシード権内で復路を迎えることが出来たのは、かなり大きいと思います。監督自身は、あと1〜2分削りたいと言っていましたが、順調であれば、超えられたハードルだと思います。いずれにしても、いい流れで復路にタスキを繋げました。