【第268回日本体育大学長距離競技会】(10000m/5000m)
大変遅くなりましたが、今年最後の日体大に行ってきました。例年通り最高のコンディションでした。10000mは、機械の不調で、4組以降1時間半遅れになり、最後は照明が半分になるなど、選手も観戦者も大変な日になりました。
■10000m
05組 13着 森 智哉 31:15.06
05組 20着 南後海里 31:24.87
05組 38着 谷澤竜弥 32:54.19
06組 07着 岸 俊樹 30:27.27
06組 21着 佐々木遼太 31:11.25
06組 38着 中野雄介 31:53.23
07組 26着 手島 駿 30:33.29
07組 28着 倉田健太 30:38.14
07組 39着 眞田 翼 31:36.87
09組 20着 大森太楽 30:35.74
10組 DNF 萩原璃来
11組 01着 三須健之介 29:18.94
11組 10着 加井虎造 29:29.09
11組 19着 畝 拓夢 29:52.20
11組 33着 二井康介 30:28.07
12組 34着 苗村隆広 30:54.67
14組 19着 舟津彰馬 29:30.28
6組からの参戦になりました。6組の岸くんは、帝京増田くんが単独でとばす後ろの集団にいましたが、その集団のペースがなかなか上がらない印象でした。集団で増田くんを追えていたら、もっとタイムが出たかなと思います。7組は、手島くん倉田くんは、単独走になってしまったのが大きいかなと思います。
最も注目されたであろう11組は、畝くんの復帰戦でした。加井くんがピタリと2番手で先頭をマークし、その少し後ろに、三須くん畝くん二井くんがいました。先頭はだいたい255くらいで引っ張っていました。5000mで集団が割れて、二井くんが遅れてしまいましたが、三須くん畝くんが後ろに集団に。6000mでは、三須くんが再び前の集団に追いついていました。三須くんと加井くんが前の集団で粘っていましたが、9200mで三須くんが抜け出し、そのまま押し切って大幅自己ベスト更新で組1着でした。中間走でも落ち着いて走れていて、かつラストもバッチリ決まっていました。箱根に向けて非常に楽しみです。加井くんは、10000mのお手本のような走りでした。最後1000mで遅れましたが、ケガからの復帰戦を考慮すると、十分だったと思います。10000mへの非常に高い適性を感じました。畝くんは、復帰戦でも30分を切ってきました。準備万端ですね。
14組は、調子が落ちていた舟津くんの登場でしたが、序盤から積極的な走りでした。外国人勢の後ろの集団を積極的に引っ張る走りで、5000mは1425で通過と、28分台も狙える走りでした。8000mで大きく遅れてしまい、お腹を押さえていたので、どうやら差し込みがあったようです。それでも2930でしっかりまとめてきました。アクシデントがあったとはいえ、箱根に向けてこのタイムは全く問題ありませんし、逆に非常に良い調整になったと思います。
■5000m
24組 17着 藤井拓輝 15:11.29
24組 47着 岩本忠成 16:09.12
32組 01着 田母神一喜 14:35.72
35組 01着 森 凪也 14:31.63
35組 03着 佐々木遼太 14:36.18
35組 13着 石田光輝 14:40.08
35組 30着 井上大輝 14:53.18
24組は、藤井くんの積極的な走りが光りました。ラスト1周でだいぶかわされてしまいましたが、そこまでは先頭集団で非常に上手く走っていました。速いペースでもこの走りができれば、もっとタイムを縮めることができると思います。
32組田母神くんは、冬季練習の一環とは言え、さすがの一言に尽きます。行きのバスで一緒になって少しお話を伺ったのですが、もし400mが70を越えるようならば、自分で引っ張りますと話してくれました。予想通り途中引っ張る展開になりましたが、最後は持ち前のラストのキレで、ねじ伏せるような走りでした。すごい走りでした。
35組は、中大勢が次々に先頭を交代で引っ張る展開でした。井上くんが最初の1000mを250で引っ張り、2000mは石田くんで549、3000mは森凪くんで847でした。ペースが上がらないところで森凪くんが一気にペースを上げて、単独先頭でレースを動かしました。ラストは後ろから猛追されるも、しぶとい走りで組トップでした。石田くんも本来の姿が戻ってきていますね。井上くんもケガ明けの走りで積極的に行けていたのは良かったと思います。それ以上に驚かせたのは、主務佐々木くんの走り。前日の10000mでは差し込みで遅れてしまいましたが、翌日の5000mで大幅自己ベスト。チームを活気づかせるには十分な走りでした。私も興奮しながら帰途につきました。
これで箱根チームエントリーに向けた記録会は、終わりになります。後は、明日のエントリーを待つのみ。楽しみに待ちたいと思います。
【10000m記録挑戦会】試合結果
学連記録会に行ってきました。八王子LDとのはしご観戦のため、6組のみの観戦になりました。気温はちょうどよかったですが、日差しがだいぶ強く、日中走る選手には、かなり酷なコンディションに感じました。
■10000m
06組 03着 関口康平 29:49.31
06組 05着 岩原智昭 29:58.15
06組 08着 矢野郁人 30:03.48
06組 09着 岩佐快斗 30:03.95
06組 10着 神崎 裕 30:08.70
10組 12着 川崎新太郎 29:40.05
10組 18着 二井康介 30:36.61
10組 22着 安永直斗 30:54.63
12組 37着 池田勘汰 29:49.42
12組 DQ 三浦拓朗
序盤から矢野くんが積極的に行って2番手、関口くんがその直後4番手、岩原くんはさらにその後ろで、神崎くんが中団、岩佐くんは後方からでした。中大勢が、1000mを3分少し切るペースで引っ張り、4000mでは矢野くん関口くん岩原くんが先頭争い、5000mでは神崎くんがここぞとばかりに前に出て引っ張りました。そのような中、岩佐くんは後方で淡々とペースを刻み、拾っていくレースでした。7000mでペースが上がると、関口くん以外は遅れてしまいましたが、遅れてもしっかり粘っていました。9000mで関口くんも遅れましたが、組3番で自己ベストでした。岩原くんと矢野くんは、積極的に前でレースをし、苦しいところで遅れたものの、岩原くんは終盤盛り返して29分台の自己ベスト。矢野くんは30分は切れなかったものの、自己ベストでした。抜群のロード適性を加味すると、十分な内容に思いました。一方岩佐くんは、実にマイペースで刻んで、こちらも自己ベスト。矢野くん同様、ロードでペースが刻める本来の姿が戻ってきました。神崎くんも、後半落としてしまいましたが、タイムを狙いに行く積極的な姿勢が光りました。
この組以降は観戦できていませんが、川崎くんがいいレースをしたようです。先日の日体大のレースを見る限り、復帰間もないにもかかわらず、内容の濃いレースをしていたので、自ずと期待は高まりましたが、やはりという感想です。二井くん安永くんも、結果は悪いながらも、原因ははっきりしているようで、まずはひと安心しました。池田くんは、予選会でハーフ3分台、その後5000mで2回自己ベスト更新と絶好調を維持してきましたが、このあたりで疲労がくるのは致し方ないかと思います。山本コーチのコメントどおり、しっかり疲労を抜いて、本番にはメイチで仕上げてほしいです。三浦くんはインレーンということで、本当に残念でした。28分台は消えてしまいましたが、予選会~1500m~5000m~10000mと好調を維持してきているので、池田くん同様このあたりで疲労を抜いて、本番に向かってほしいです。
6組だけの観戦でしたが、タイム以上に内容が良かったと感じました。
【2018八王子ロングディスタンス】試合結果
今年も、観戦者には悩ましい日が来ました。毎年八王子LDと学連は丸かぶりするので、スケジュール調整が大変です。今年の八王子は堀尾くんのみの出場なので、学連の6組を見た後に、法政大学へ向かいました。堀尾くんの組の頃にはだいぶ日も暮れ、同時に気温も一気に下がりました。コンディション良好でした。
■10000m
06組 18着 堀尾謙介 28:50.98
予選会以降、絶好調の流れで来ていた堀尾くん。大幅な記録更新が期待されましたが、中盤以降苦しい走りになりました。この組の設定タイムは27分台で、PMをあわせた外国人集団が、27分台に向けて順調にとばしていました。1000mあたり、245~250のペースを刻み、堀尾くんは前の外国人集団の中にいました。5000m通過が1400くらいなので、堀尾くんとしては想定通りのタイムだったと思います。しかし、5000m以降徐々に遅れ始め、苦しそうな表情に変わりました。フィニッシュは28分50秒。苦しい中、単独走になりながらも、28分台を記録し、粘れていたと思います。記録更新は残念でしたが、箱根に向けては、順調だと思います。いよいよ本番が楽しみになってきました。
【第31回上尾シティハーフマラソン】試合結果
上尾ハーフ行ってきました。日差しも風もなく気温は低め、絶好のコンディションでした。設楽くんや神野くんが出走するためか、沿道のギャラリーは例年より多めでした。
■大学男子の部
001位 ライモイ・ヴィンセント 国士舘大 1:01.19
002位 中山 顕 中央大 1:01.32
003位 ワークナー・デレセ 拓殖大 1:01.50
004位 金子元気 城西大 1:02.16
005位 星 岳 帝京大 1:02.20
006位 中島怜悧 東海大 1:02.28
007位 阪口竜平 東海大 1:02.32
008位 小森稜太 帝京大 1:02.34
142位 萩原璃来 1:05.34
佐々木遼太 1:08.19
眞田 翼 1:09.30
谷澤竜弥 1:09.51
森 智哉 1:1510
※正式順位と正式タイムは分かり次第掲載いたします。(タイムはマネジャーさんの計測タイムをお借りしました)
中山くん強かったですね。上尾駅前で見ていましたが、序盤から先頭集団で進め、設楽くんや神野くん、川内くんら招待選手を置き去りにし、終盤は留学生と互角の勝負でした。中山くんの地元で、ハーフの中大記録を再更新しました。どのようなラップを刻んだのか気になります。また、NYCハーフの招待選手にも選ばれました。ニューヨークで、黄台のCマークが躍動します。今から楽しみですが、まずは箱根に向けて万全に仕上げてほしいです。
萩原くんが久しぶりのハーフで自己ベストを更新してきました。スピードは抜群なので、楽しみですね。佐々木くんも、主務の仕事で忙しい中、中大記録会から調子いいですね。眞田くん、谷澤くん、森智くんは、ハーフの距離への対応は、もう少し時間がかかりそうです。3人とも初ハーフ(だと思います)なので、今日の経験を糧にしてほしいです。
【第267回日本体育大学長距離競技会】(10000m/5000m)試合結果
世田谷ハーフまたぎで、日体大記録会も併せて観戦しました。コンディションは最高に良かったですが、寒くて有名な日体大としては、少し気温は高かったかなと感じました。
◾️10000m
06組 DNF 川崎新太郎
先頭が3分を少し切るペースで進めていく中、後方からでした。集団が切れても後ろからだったので、調子は悪いのかと思いましたが、先頭から10秒少しの差を維持しつつ、ペースを刻んでいる印象でした。1000mごとのラップは、きっちり3分を切っていたので、このままいけば自己ベストかと思いましたが、7000mで終了。予定通りだったようです。調子の良さは中盤の走りでわかりました。直近の目標は学連記録会とのことです。かなり復路を意識した走りだったと思います。
◾️5000m
35組 27着 石田光輝 14:39.83
37組 32着 舟津彰馬 14:57.87
38組 02着 堀尾謙介 13:33.51
38組 15着 三浦拓朗 13:57.57
38組 16着 池田勘汰 14:00.37
なんといっても、堀尾くんの好走に尽きると思います。初の黄台ユニでのレース。スタートからとばす外国人勢に混じって積極的にそのグループに入っていました。すぐ後ろには三浦くん、後方から池田くんでした。ちょうど三浦くんの辺りで集団が切れ、堀尾くんは日本人で唯一外国人勢の集団の中に。三浦くんがその後ろの集団を引っ張る形になりました。3000m以降一気にペースが上がっても、堀尾くんはすぐに対応し、逆に外国人勢を置いていきました。三浦くんは集団の後方に下がり、上がってきた池田くんと前後する形に。堀尾くんはラストもしっかり伸びて、大幅自己ベスト更新、今季学生トップ、中大歴代2位の好タイムでした。後方集団で少し遅れた三浦くんも、13分台でセカンドベスト。じわじわ上がってきた池田くんは、13分台にはわずかに及ばずも、自己ベストを22秒更新しました。学連/八王子LDの10000mに向けた刺激のレースだったようですが、調子が良すぎるくらいの内容でした。直近の目標でもある10000mでも結果を残しつつ、箱根にうまくピークを持ってきてほしいですね。
舟津くんは不調のようで、2000m以降大きく遅れました。10000mそして箱根に向けて心配はありますが、苦しむ中で諦めない眼力をひしひしと感じました。きっとやってくれると思います。石田くんは久々の5000mでしたが、タイムは良かったと思います。もっと攻めて後半動ければ、自己ベストは難なくクリア出来そうです。
【第13回世田谷246ハーフ】試合結果
初めての世田谷ハーフ観戦に行ってきました。どこに行っていいやらわからず、だいぶ迷ってしまいました。
■陸連登録男子
16着 苗村隆広 1:05.10
24着 関口康平 1:05.56
28着 岩原智昭 1:06.07
32着 矢野郁人 1:06.29
36着 神崎 裕 1:06.40
中大記録会で5000mを2本走って調整してきた苗村くんが、調子を上げてきました。先頭からは大きくは離れない位置でレースを進めていましたが、15kの坂の前でもしっかり粘っていました。表情にも余裕がありました。同様に関口くんも粘っていました。苗村くんのすぐ後ろを走っていたのですが、15k過ぎに遅れたようですね。岩原くんは、自己ベスト更新も悔しい66分台。まだまだ行けそうですので、しっかり10000mでリベンジしてほしいです。矢野くん神崎くんはペース走でした。表情からもそれは分かっていたので、結果は気にしていませんでしたが、しっかり走れていたと思います。神崎くんは表情もだいぶ余裕があったので、いいトレーニングになったと思います。その後ろに岩佐くんもおり、ペース走だったかなと思いましたが、記録がないのでDNFでしょうか。
【第2回中央大学記録会】(1500m/3000m/5000m)試合結果
今年2回目の中大記録会に行ってきました。いつもはアウェイでの観戦ですが、久々のホームということもあって、のんびりと楽しめた大会でした。天気は晴れ、3000mが始まる頃は気温も下がって、走りやすかったと思います。
■1500m
01組 01着 三浦拓朗 3:55.22
01組 02着 中山 顕 3:56.44
01組 04着 舟津彰馬 3:58.91
01組 05着 石田光輝 3:59.12
01組 07着 佐々木遼太 4:08.52
先週に続いて舟津くんが出場、また中山くんも久々の1500mでした。スタート直後は舟津くんが先手を奪いましたが、三浦くんが400m手前で積極的に先頭を奪いました。三浦くんはその後突き放し、後続との差を広げました。その後ろから、舟津くん、中山くん石田くん上武大の集団でした。三浦くんはその後差を詰められましたが、1番でゴール。スピード強化期間とはいえ、内容を見るとうまく調整がいっているようですね。石田くんや佐々木くんも久々のレースで、元気な姿を確認できました。
■400m
01組 02着 田母神一喜 48.62
すでに今シーズンのレースは終了している田母神くんですが、練習として出場していました。OBで400mHオリンピアン舘野くんとのバチバチの戦いでしたが、わずかに負けてしまいました。それでも後半100mはすごい追い込みで、舘野くんはヒヤヒヤしたそうです。田母神くんは他にも、100m2本、5000mのPMを務めるなど、積極的に出場していました。今後は、春までは冬季練習を積みながら、長距離ブロックのサポートにまわるとのこと。怪我なく過ごして、来年は世界を目指してほしいです。
■3000m
01組 02着 中山 顕 8:26.48
01組 05着 堀尾謙介 8:30.16
01組 11着 三浦拓朗 8:33.62
01組 12着 池田勘汰 8:35.13
01組 13着 舟津彰馬 8:38.30
01組 14着 石田光輝 8:51.31
久々の3000mですが、ここは記録というよりも、目標(主に10000m?)に向けたペースの確認のようなレースでした。序盤は、堀尾くんを先頭に中大勢が集団で引っ張りました。1000mを前に三浦くん中山くんが前に出て、246で通過。そこから離れて舟津くん、堀尾くんはペースを刻んで高校生を引っ張っているような感じでした。そのまま2000mを537で通過。最後フィニッシュは、終盤上げた関東RC中岡選手にかわされましたが、ペースを見るとほぼ全員次に繋がるレースができたように思います。
■5000m
01組 03着 苗村隆広 15:08.94
03組 02着 岸 俊樹 14:53.91
03組 05着 谷澤竜弥 14:57.21
03組 12着 中野雄介 15:24.00
04組 01着 岩原智昭 14:42.96
04組 02着 関口康平 14:46.86
04組 03着 神崎 裕 14:47.02
04組 08着 苗村隆広 14:54.28
04組 14着 萩原璃来 15:15.56
05組 01着 堀尾謙介 14:08.03
05組 04着 池田勘汰 14:22.52
05組 05着 冨原 拓 14:26.07
05組 06着 安永直斗 14:30.60
05組 07着 三須健乃介 14:34.13
05組 12着 大森太楽 14:47.62
05組 17着 二井康介 15:00.78
05組 19着 眞田 翼 15:10.72
5000mは多くの選手が出場しました。まず、苗村くんが復帰しました。箱根を2度知る苗村くんの復帰は、とても大きいですね。1組目を3分ペースで刻んだ後、2組空けて4組にも出場。こちらは3分よりやや速いペースでも、しっかり刻んできました。ここから2ヶ月でしっかり合わせてほしいです。5組は、堀尾くんが先頭で終始引っ張りました。3000mは830を切るペースで、はじめはPMかと思いましたが、そのまま押し切りました。疲れの残る中、単独走でこのタイム。本当に強いです。池田くんは合宿明けで、自己ベストをマーク。10000mの後半を意識した走りだったそうで、3000mの疲労が残る中でもしっかりまとめてきました。10000m記録会が楽しみですね。安永くんは、体が重かったとのことでしたが、それでも1430でまとめました。本人も驚いたようでしたが、きつい状態でどう粘るか、10000mに向けていい経験が積めたようです。
今年2回目の中大記録会。運営に携わった陸上部の選手の皆さん、関係各位、本当にお疲れ様でした。