中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【1月31日】(各地区レース)_南山城村高山ダム駅伝

全く事前情報はありませんでしたが、新入生の佐野くんが、地元の駅伝に出場いたしました。

 

南山城村高山ダム駅伝

01区(2.6km) 02位 佐野拓実 洛南B 7:13

 

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タッチの差で、同じ洛南高校のAチーム山崎くんに区間賞は奪われましたが、引き続きこの冬の時期にしっかり走れているようです。さすがにスピード区間は得意なようですね。

 

こうした小さな大会でも、現状において開催されることは大変貴重なことなので、開催にご尽力された皆様には感謝いたします。駅伝の場数を踏む数少ないチャンスです。

【1月24日】(各地区レース)_第199回東海大学長距離競技会

中央大学としては箱根後初めてになる記録会に出場しました。この日は冷たい雨に加えて強風という悪コンディションで、タイムを狙うには厳しい状況でした。

 

■10000m

03組 01着 小林龍太 30:24.60

03組 07着 藤井拓輝 30:46.26

03組 14着 倉田健太 31:49.98

04組 08着 居田優太 30:15.54

04組 12着 藤村燦太 30:40.54

04組 17着 谷澤竜弥 31:52.71

04組 18着 植村優人 31:58.14

05組 02着 湯浅 仁 29:48.73

05組 03着 井上大輝 29:53.88

05組 05着 田井野悠介 29:56.41

 

状況はつかめませんが、結果を見てまず、「しっかり着を狙いにいった」と思ったのが率直な感想です。3組の小林くんは、前年箱根にエントリーされた実力者で、ようやく本来の力が戻ってきた印象です。5組は着順にも現れているように、3人とも安定感が増しました。湯浅くん田井野くんあたりは、ロードでも面白そうなので、ぜひ今後のロードの大会で見てみたいですね。居田くんは花田コーチが、「一歩前進する走り」と評すように、積極的にレースを組み立てたのかと想像します。タイムは度外視すべきですが、それ以上に内容は良かったようです。

【1月16日】(各地区レース)_2020年度第9回京都陸協記録会

箱根駅伝の興奮が冷めやらぬ中ですが、新入生が早くも記録会に出場しました。

 

■5000m

08組 10着 佐野拓実 洛南 14:35.59

 

持ちタイムで圧倒的な洛南若林くんが1408で組トップ、その後は20秒台〜30秒台に集中しているので、なかなかペースが上がらない中、若林くんだけが飛び抜けて強かったという印象です。

 

佐野くんは、これが高校最後のレースになるのでしょうか。まずは継続して走れていること、タイム的にも言うほど悪くないことを考えると、順調なのかなと思います。この時期に怪我で練習を積めず入学してくる新入生は多いので、怪我に注意しつつ、継続した練習に取り組めることを願います。

【第97回箱根駅伝】(復路回顧)

続いて復路になります。

 

6区若林陽大:区間05位(58:45)】

仕切り直しの往路山下りは、去年に引き続いて若林くんでした。4チームが一斉スタートでしたが、そこからいち早く抜け出すと、去年同様いいペースで定点を走り抜けました。芦之湯区間4位、小涌園区間6位、大平台区間7位と、崩れることなく下りました。課題の下りきった平地3kも、逆にしっかり走り切ることができ、区間5位でタスキリレーしました。仕切り直しとしては、これ以上ない最高のスタート。まだ諦めない気持ちと相当なプレッシャーの中で、持ち味を十分発揮して流れを引き寄せ、中大記録で走りきった若林くんは、個人的にMVPだと思っています。

 

7区中澤雄大区間05位(1:04.07)】

前の国士舘が見える位置でタスキをもらった中澤くんですが、すぐに追いついて並走に持ち込みました。しかしすぐに突き放し、単独走でグイグイ追って、拓殖までとらえてかわしました。二宮の定点では区間4位で、走行順は14番まで持ってきました。さらに前を行く明治を追って、単独走で押していきました。明治までは届かなかったものの、区間5位、明治に27秒差まで迫りました。中澤くんの強みは、抜群のロード適性とクレバーさ。単独走でも押せて、集団の駆け引きにも強い。ミスター駅伝と言っても過言ではないでしょう。ロードの鬼が、怪我から完全復調を遂げました。

 

8区三浦拓朗:区間07位(1:05.08)】

満を持して、「4本柱」の三浦くんが8区に当日変更で登場。もう突っ込むしかない状況で、予定通り突っ込んで入りました。茅ヶ崎の定点で区間1位。城西と並走でした。そこから城西を突き放し、前を行く明治を追いましたが、明治大保くんは区間賞の走りを見せ、かわすことはできませんでした。遊行寺区間5位、影取で区間6位と、突っ込みながらも粘りを見せて、区間7位で手島くんに繋ぎました。シード権に向けてはこれしかないというレースをし、最後もしっかり粘れた三浦くんは、さすがにエースという印象でした。また、復路に三浦くんを配置できるのは、他チームにとっては驚異であったと思います。

 

9区手島駿:区間07位(1:10.08)】

復路エース区間は、距離に強い手島くんでした。権太坂では区間4位で追い上げながら、落ちてきた神奈川大と並走。その後は完全な単独走となって、必死に前を追いました。横浜駅では区間8位、生麦でも区間8位。しっかりペースを刻んで、区間7位で10区へ。大会前から単独走の練習の写真が公式インスタグラムにアップされていたので、本来大森くんが入るこのポジションにくるのかな、という予感はありました。走れなかった大森くんの分まで、しっかり押し切りました。昨年の走り初めでは辛酸を舐めた手島くんですが、この1年間本当に粘り強くなり、高い位置での安定感が増しました。

 

10区川崎新太郎:区間5位(1:10.31)】

ラスト10区は、もはや職人とでも言うべき川崎くんが出場しました。戦前個人ブログで、10区の攻略法や仕掛けのタイミングなどを細かく公表していた川崎くんですが、希望通りの10区に配置です。蒲田では区間12位ながらも、しっかり302ペースをキープ。新八ツ山橋で区間5位、田町で区間4位と、いつも通り精密機械のような刻みを見せてくれました。大手町には区間5位にてフィニッシュ。これにて陸上競技にはピリオドを打つようですが、本番に向けた調整力の高さ、単独走でもしっかり刻める正確さは、後輩たちのいいお手本になったと思います。サプライズのような調整法も見せてくれた川崎くん、4年間お疲れさまでした。

 

復路は大健闘の3位。青山学院、駒澤以外には勝っているわけで、1年間の練習は間違いではなかった証左になることと思います。逆に、往路の不調の原因は何だったのかを探すのは難しいことと思います(他の有力校も大きく順位を落としていた)。もちろんチーム全体としての原因分析も必要ですが、今回は各区間の分析や個人の分析にフォーカスを当てることもより重要になってくると個人的には感じています。負けは負けですが、いずれにしても力負けではないことは間違いないことだと思っています。

【第97回箱根駅伝】(往路回顧)

大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願いいたします。昨年はコロナ禍で大変な1年となり、まだ収束の兆しが見えておりません。大会も中止や延期、無観客での開催がほとんどとなってしまい、基本写真を撮りながらブログをアップする私のスタイルとは程遠くなってしまったため、ブログをアップすることも疎かになってしまっておりました。しかし、大会が次々中止になっていった昨年4月~5月と比較すると、無観客とはいえ状況は改善してきており、なによりその限られた環境の中で、選手たちは必死に頑張っております。今年は再度身を引き締め、写真は無くとも選手たちの姿を伝えていけたらと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

 

早速ですが、お正月に行われた箱根駅伝の往路回顧になります。

 

1区千守倫央:区間17位(1:04.17)】

昨年に引き続いて、今年もスターターは千守くんとなりました。昨年後半に調子を戻してきて、12月の日体大記録会で10000m中大歴代2位のタイムを叩き出して、エントリーにこぎつけました。1区の最初の1kは、jogのペースのようなスローペース。そこから東海大塩澤くんが飛び出して、255くらいには戻しましたが、昨年のようなハイペースにはなりませんでした。途中他大学が仕掛けては集団、仕掛けては集団を繰り返したため、アップダウンが相当激しかったようです。千守くんは集団の中団~後方で我慢していましたが、その影響か17kすぎの仕掛けにはついていけず、こぼれてしまいました。他の上位校もそうだったように、今年の1区は相当な消耗戦だったようです。12月の好記録から箱根への調整も難しかったのかなと察します。

 

2区森 凪也:区間16位(1:09.38)】

なかなか難しい位置でもらった森凪くんですが、すぐ前に昨年好走した明治大加藤くんがいたので、加藤くんに追いつき、並走で上げていく形になりました。しかし、横浜駅通過でもなかなかペースは上がらず、最後の急坂も、しっかり登りきれていましたが、ペースは上げられていませんでした。並走の加藤くんも、ペースを上げられず下位に沈んでいるので、後方の遅いペースの罠にはまってしまった印象です。監督のイメージとしては、権太坂で前の城西や早稲田の集団にいて、周りの力を借りながら粘り切るものだったと思います。これも駅伝の流れでしょうか。森凪くんの力としては、当然区間5位~9位くらいの力はあったと思いますので、悔しい結果になりました。

 

3区吉居大和:区間15位(1:05.02)】

吉居くんは、当日変更3区に起用されました。藤原監督の言う「ゲームチェンジャー」の役割に抜擢された形だと思います。実力者の明治小袖くんに追いつき、そこから並走が始まりました。藤沢では区間13位でしたが、表情は余裕で、完全に主導権はとっているように見えました。茅ヶ崎では区間10位で、ここから、という思いになったと思いますが、ラスト3kで脚が止まってしまいました。12月上旬の日本選手権5000mからの箱根は、調整が難しかったと思います。万全であれば区間上位は当たり前だったと思うので、コロナの影響による日本選手権12月開催が大きく影響した形になります。これだけの選手なので、距離への不安は個人的には全くありませんでした(上野現立大監督同様)。

 

4区三須健乃介:区間08位(1:03.54)】

フラフラになった吉居くんを迎えていたのは、こちらも当日変更になった三須くんでした。終始単独走でしたが、ひるむこと無くペースを刻んでいきました。二宮の定点で区間13位、酒匂橋で区間10位と確実に上げていき、小田原中継所では区間8位(総合18位)でタスキリレー。後方から区間賞の山梨学院オニエゴくんが迫ってきて、かわされはしましたが、しっかり自分の役割、自分のペースを守って走れるあたりは、さすが4年生でした。4区で中大らしい走りがようやくできて、ここからの攻撃態勢が整いました。

 

5区畝 拓夢:区間18位(1:16.26)】

三須くんからの4年生リレーで、今年も山は畝くんに託されました。すぐ前を行く山梨学院を早々にかわし、さらに前を行く国士舘を追い詰めていきました。函嶺洞門、大平台と、まだまだギアを上げきっていない中でしっかり前を追っていましたが、そこからなかなかペースが上がりませんでした。小涌園~芦之湯~元箱根と、ペースを上げられないまま、早々にかわした山梨学院に逆にかわされ、総合19位で往路フィニッシュ。山の攻略法、山での単独走など、山のノウハウを知っているはずの畝くんですが、なぜ上げきれなかったか。あくまで個人レベルの感想ですが、他の区間の不調はうっすらイメージができるものの、5区は理由が全くわかりません。当日の体調不良か、寒さか

 

往路はかなり厳しい結果になりました。ここからどう意地を見せるか。復路での爆発に期待です。

【9月11日〜13日】(各地区レース)_天皇賜盃第89回日本学生陸上競技対校選手権大会

今年の全日本インカレは、スケジュールは予定通りの開催となりましたが、残念ながら無観客での開催でした。例年通り合宿の合間の開催でしたが、5名の出場でした。

 

■1500m予選

01組 08着 山田俊輝 3:51.81

02組 05着 森 智哉 3:49.02q

 

■1500m決勝

01着 小林 青 鹿屋体育大 3:48.23

02着 高橋佑輔 北海道大 3:48.92

03着 大竹康平 広島経済大 3:49.45

04着 前田舜平 明治大 3:49.50

05着 佐久間秀徳 明治大 3:50.59

06着 菖蒲敦司 早稲田大 3:50.73

07着 溝口 仁 東海大 3:50.78

08着 前川優月 東京国際大 3:51.41

 

12着 森 智哉 3:53.72

 

山田くんの1組は、少しスローになった影響で、なかなか集団が崩れませんでした。山田くんも内にポケットされる展開で、動きが制限されているようでした。森智くんは、集団後方から徐々に上げていきました。3組中もっとも速い展開になったため、プラスで拾われて決勝へ。去年のリベンジを果たしました。去年より1段階段を登りましたが、決勝で2本揃えることはできず、悔しいことと思います。中距離を主戦場として活躍している森智くんは、学内TTPMしたり、チームのために貢献してくれている姿は絶対に忘れません。

 

■3000SC決勝

01着 三浦龍司 順天堂大 8:28.51

02着 北村 光 早稲田大 8:49.92

03着 諸冨 湧 早稲田大 8:50.70

04着 森下舜也 順天堂大 8:52.05

05着 川瀬宙夢 筑波大 8:52.74

06着 内田賢利 立教大 8:53.69

07着 新家裕太郎 創価大 8:54.72

08着 今江勇人 千葉大 8:55.11

 

11着 萩原璃来 9:11.43

 

順天堂のルーキー三浦くんが、異次元の強さで圧勝しました。学生レベルでは23段力が違っていましたね。萩原くんは道中いいポジションで、(三浦くんは別格でしたが)集団前の方にスムーズに上がっていったので、もしかしたらという期待がありましたが、後半きつくなりました。藤原監督のコメントにもあるように、コロナで全くレースがなく、シーズン初戦がいきなり大舞台で、しかも合宿期間中ということを考慮すると、致し方ない部分もあるかもしれませんね。

 

■5000m決勝

01着 吉居大和 中央大 13:40.04

02着 川瀬翔矢 皇學館大 13:42.60

03着 鈴木芽吹 駒澤大 13:43.07

04着 加藤 淳 駒澤大 13:43.61

05着 LEDAMA Kisaisa 桜美林大 13:44.23

06着 LUKA Musembi 東京国際大 13:46.26

07着 塩澤稀夕 東海大 13:48.59

08着 吉田圭太 青山学院大 13:50.66

 

13着 三浦拓朗 14:18.68

 

ひとことで言うと、吉居くん圧勝でした。留学生が予想以上にDNSが多く、2名の留学生を中心に進みました。ライブ中継がハンマー投げ決勝とかぶってしまい、ほとんど映されることはありませんでしたが、ときたま映る映像では、吉居くんが好位6番手くらい、三浦くんもその後ろにいたように見えました。3000m前で三浦くんが少しこぼれはじめましたが、留学生を中心とする先頭集団に吉居くんはいました。詳しいタイムはわからないまま、ラスト1周へ。ここで吉居くんがスーッとスパートを掛け先頭に。留学生も誰もついてこれず、そのまま押し切りました。ラスト156秒。これはTwitterにも書きましたが、スパートしたことは間違いないのですが、スパートらしいスパートではなく、スピードの違いでスーッと押し上がった(語彙力乏しく申し訳ありません)イメージでした。それでこのタイム。さらに、距離を踏んでいる合宿中のため、状態は最悪だったとのこと。にもかかわらずこのペースに普通についていき、最後56秒で上がる。どこまでポテンシャルが秘められているのか、末恐ろしくすら感じました。どのようなコンディションでも高いレベルで走り切るというもっとも必要な才能が、彼にはあるのかもしれません。

【7月23日〜26日】(各地区レース)_第83回東京陸上競技選手権大会

今年の東京選手権は、日程が変更されて開催されました。

 

■1500

予選01組 06着 居田優太 3:57.81

予選05組 03着 山田俊輝 3:52.39Q

 

決勝 07着 山田俊輝 3:52.41

 

ライブ配信があったようですが、仕事で全く見ることができず、結果の後追いになってしまいました。今年はコロナの影響でレース開催が制限されていたため、東京選手権にエリート選手がこぞってエントリーしたようですね。そんな中、居田くんが大学デビュー戦。体調不良で少しトレーニングが積めていなかったようですが、まずはここから、といった感じだと思います。山田くんは、連戦の中、しっかり決勝に進出し入賞。やっぱり1500は強い。