中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
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【第95回箱根駅伝予選会】試合結果

今年も箱根駅伝予選会がやってきました。天候は曇り、スタート時の気温は17度くらいで、コンディションは最高でした。

 

総合結果

01位 駒澤大学 10:29.58

02位 順天堂大学 10:36.58

03位 神奈川大学 10:39.16

04位 國學院大學 10:40.38

05位 明治大学 10:41.06

06位 東京国際大学 10:45.39

07位 大東文化大学 10:42.16

08位 中央大学 10:42.55

09位 国士舘大学 10:45.39

10位 山梨学院大学 10:46.27

11位 上武大学 10:46.51

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12位 麗澤大学 10:48.41

 

個人成績

001位 レダマ・キサイサ 桜美林大学 1:00:44

002位 塩尻和也 順天堂大学 1:01:22

003位 ライモイ・ヴィンセント 国士舘大学 1:01:49

004位 ドミニク・ニャイロ 山梨学院大 1:01:50

005位 片西 景 駒澤大学 1:01:50

006位 堀尾謙介 中央大学 1:01:57

007位 浦野雄平 國學院大學 1:02:02

008位 阿部弘輝 明治大学 1:02:16

 

028位 中山 顕 1:03:20

035位 池田勘汰 1:03:34

053位 三浦拓朗 1:03:51

095位 矢野郁人 1:04:31

099位 舟津彰馬 1:04:33

110位 三須健乃介 1:04:43

143位 神﨑 裕 1:05:11

169位 関口康平 1:05:30

186位 二井康介 1:05:45

248位 安永直斗 1:06:59

253位 加井虎造 1:07:09

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今年の予選会は、8位で本戦出場を決めました。絶好のコンディションだったので、スピードに任せて後半失速するのは避けたいというのが、各校の監督の思惑だったようです。スタート直後から、堀尾くん中山くんは、留学生の集団につけました。6kくらいにペースが上がったタイミングで、中山くんは後ろの集団にさがりました。その後ろは、舟津くんがPMする集団、さらにその後ろは関口くんがPMする集団がありました。堀尾くんは5k以降も、2番手集団でうまくペースに乗って、そのままスイスイ流れました。後半は順天堂塩尻くんには置いていかれたものの、駒澤片西くんと接戦で総合6位(日本人3位)でフィニッシュでした。タイムは61分台で、中山くんの中大記録を更新。内容も記録も、本当に素晴らしい走りでした。舟津くん関口くんも、遅れてくる選手をしっかりフォローするなど、フォアザチームに徹した影の立役者でした。

 

中山くんは、6k以降は堀尾くんの後ろの集団で粘っていました。その集団には、神奈川山藤くんなどがいて、ちょうどいいペースで前を追える状態かと思いましたが、15k以降で苦しくなったようです。20k通過が去年と20秒遅れくらいだったので、決して悪いタイムではないと思いますが、満足していないようでした。本戦までには、怪我なくしっかり合わせてきてほしいです。また、チーム内で上位に来た池田くん、三浦くん、矢野くん、三須くんは、5k20kまでの5kごとのラップが、ほぼイーブンか、最低限の落ち込みで抑えていました(矢野くんは、15k20kをビルドアップ)。チームの作戦であった後半勝負に徹することができていたように感じます。そのことを踏まえると、17.4k定点以降の落ち込みは、PMのリズムの変動や、不調選手の想定外の落ち込みだったと考えられます。「本戦への通過点」という位置づけで臨んだ予選会でしたので、想定よりはやや低い8位通過も、原因がはっきりしていることを考えれば、ここはこれでOKだと考えられます。PMを担った2人も、本戦へ向けリミッターを外してくると思いますし、後半の落ち込みという課題も、本戦へ向けて確実に調整してくると思います。今回エントリーから漏れた箱根経験者の畝くんや苗村くんも、虎視眈々と本戦エントリーを狙っているでしょう。

 

これで箱根本戦の区間配置を予想することができますが(これが一番楽しい時間でもあります)、今回の予選会で収穫と感じた点を挙げたいと思います。

 

・経験のある堀尾くんが、万全の状態で2区に入りそうです。区間上位争いが見えてきました。

・池田くんが大きく成長し、主力3人に迫ってきました。往路区間を任せられる存在になっており、主力3人のうち1人を復路に配する可能性がありそうです。

・復路向きの、矢野くん三須くんの台頭。予選会では、ここが一番の収穫だったと思っています。

1年生三浦くんが、長距離へ適応してきました。

 

残りの2か月半、無事に調整して、お正月には元気な姿を見せてほしいです。