中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【秩父宮賜杯第51回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会】試合結果

大変遅くなりましたが、全日本大学駅伝予選会の結果です。当日は雨が心配されましたが、パラパラ程度ですみました。去年とは打って変わって気温は上がらず、絶好のコンディションでした。

 

■1

05着 矢野郁人 30:03.92

08着 川崎新太郎 30:06.72

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1組には、27分台の記録を持つ明治阿部くんが登場しました。当たり前のようにひとり飛び出し、序盤は28分台のペースで進めました。その後の集団の前の方に矢野くんが、後方に川崎くんがいました。集団は1000mを300を少し切るペースで、その後はほぼ300のイーブンペースでした。矢野くんは集団の前で好位キープ、川崎くんはこぼれる選手を拾いながら集団の後方をキープでした。8000で矢野くんが仕掛けて集団の先頭に出ると、ペースが上がり、川崎くんもそのまま集団に付きました。ラストでは少し離されましたが、2人ともひと桁順位で走りきりました。持ちタイムより遅い組とはいえ、絶対に失敗できない1組で素晴らしい走りをし、これ以上ない絶好のスタートを切りました。ロードの鬼の矢野くん、トラックでもロードでも安定感のある川崎くん、秋が楽しみになりました。

 

■2

12着 畝 拓夢 30:28.14

16着 大森太楽 30:37.16

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2組は、例年通りのスローでした。3分をオーバーするペースで進んだため、6000mくらいまでは、ほぼ脱落者がいない展開でした。畝くんは中団でじっと我慢。大森くんは畝くんより少し後ろで、虎視眈々といった感じでした。6000m~7000mくらいで大森くんが遅れだしましたが、3人ほどの集団になり、この集団が大きくペースが落ちずにこつこつ拾っていました。7000mで畝くんも遅れましたが、粘りに粘って拾いました。あまり差のない12着と16着。ここでも、「崩れない走り」を見ることが出来ました。畝くんは、去年の怪我の影響から、今年のトラックシーズンはまだ厳しいと思っていましたが、数週間で本当にここまでよく戻してくれました。大きな戦力が戻ってきました。

 

■3

11着 加井虎造 29:39.71

25着 池田勘汰 30:29.06

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後半の3組は、早稲田中谷くんを中心にレースが進みました。1000mが2522000mが547と、前半と比べるとだいぶ流れていました。加井くんは、いつもの番手マークではなく、集団の真ん中やや後ろで、しっかりペースに乗っていました。池田くんも、落ち着いて集団後方でした。4000mで中谷くんが飛び出して、少しペースが上がりましたが、2人とも集団にしっかりいました。7000mで中谷くんが集団に吸収されましたが、ここで池田くんが集団から離れました。しかも単独走になり、かなり苦しい走りでした。加井くんは、集団の中でしっかり刻み、最後は11番でフィニッシュ。加井くんの10000mでの「上手さ」が出たレースでした。一方池田くんは、7000m以降きついレースになってしまいました。

 

■4

15着 森 凪也 29:09.57

20着 三浦拓朗 29:36.84

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最終4組。チームは圏外だったので、勝負に出るしかない状況でした。留学生が飛ばす中で、後ろの日本人集団に2人はいました。集団は2000mからペースが上がって、543でした。3000mが8324000mが1134と、集団はいいペースで流れ、先頭付近で三浦くんが勝負し、そのすぐ後ろに森凪くんでした。7000mで三浦くんが遅れ始め、8000mで森凪くんも少し遅れました。森凪くんは、なんとか集団で、という思いが伝わるような驚異の粘りで、15番(日本人9番)の自己ベストでフィニッシュ。この大舞台で自己ベストも素晴らしいですが、なんといっても後半の粘り、気持ちの強さが伝わるレースでした。三浦くんは7000m以降で厳しくなりましたが、粘って20番。最後はまとめてきました。

 

結果は、18秒弱届かず総合6位。ここ数年は序盤で勝敗が決することが多かったので、今年は最後まで期待が持てる内容でした。負けは負けなので、この18秒をいかにして秋に繋げるか、そして来年のリベンジに繋げていくか、考えなければいけません。しかし、年々タイム・順位が良くなっているのは間違いなく、安定感も増しています。結果以上に収穫の多い大会だと思いました。これを繋げていくことが大切なので、夏を順調に過ごし、秋にまた頼もしい姿を見せてほしいです。