中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
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【第86回箱根駅伝】復路回顧

【6区山下:区間2位(59.48)】

夏合宿以降調子が上がっておらず、今年度初駅伝が大一番となりましたが、さすがスペシャリスト、きっちり合わせてきましたね。途中で転倒というアクシデントがありましたが、それでも区間2位でまとめてくるとは、本当に素晴らしいです。レース後相当なケガだったことが発覚しましたが、大事に至っていなかったことが幸いです。目標が58分30秒だったとのことで、設定タイムには及ばなかったものの、あの転倒が無ければ区間賞&目標もクリアしてましたね。

【7区高橋:区間9位(1.06.27)】

最初で最後の高橋キャプテンの勇姿でした。繋ぎとはいえ、市塚塩谷などと実力が伯仲していただけに、よほど高橋の調子が良かったのでしょう。去年の山武の嬉しい誤算を期待しましたが、区間9位でなんとかギリギリ及第点でしょうか。こちらもあと30秒…の感は否めませんが、キャプテンとしてきっちり繋ぎの役割は果たせたと思います。

【8区小柳:区間17位(1.09.02)】

さぁここから!の区間でしたが、急ブレーキで後続との差を詰められました。去年の経験と長距離実績を考えると、箱根の秘密兵器ではないのか?と踏んでいましたが、後半になってもなかなか上げられず終わりました(去年より約1分遅れ)。ここをうまく運べれば総合2位も見えていただけに、残念です。何が原因なのかはコメントを待たねばなりませんが、この悔しさを来年に向けて欲しいですね。個人的にはスピードかな、と思ったりもします。

【9区斎藤:区間12位(1.12.34)】

後ろから迫らていたせいか、前半突っ込んで後半失速してしまいました。故障明けを割り引いたとしても、あとちょっと…という感じでした。山梨の中川剛が不調だったので、ひとつ順位を拾えた可能性もありましたね。10区辻が良かっただけに残念です。解説の碓井さんも言っていましたが、すでにエース格の選手なのでどうしても期待が大きくなってしまいます。あと1年あるので、リベンジに期待しましょう。

【10区辻:区間2位(1.11.44)】

キャプテン同様、最初で最後の箱根でした。序盤は農大木下に迫られましたが、後半追い上げ、逆に山梨に14秒まで迫りました。駅伝デビューの出雲から好成績を残し、箱根ではついに区間2位まで登りつめました。入学時15分台でも、抜群の長距離適性と育成でここまでこられるとは、本当に中大らしい選手ですね。そして…初箱根・10区・4年生は爆走フラグ(笑)。

復路は他校比較で十分な自信を持っていただけに、89区でのブレーキは悔やまれます。それでも総合力で4位まで持って来られたことは十分な自信なったでしょう。エース不在の総合力駅伝は、今後のトレンドになるかも。

いずれにしても、もうすでに来年に向けての戦いは始まっていますので、大石キャプテンのもと頑張ってほしいです!