【2011年度】各校戦力分析
パート3まで来ました。
箱根では最後の最後でシードに滑り込んだが、初シードの立役者主将の仁科が卒業。また箱根経験の當山、田中、奥も卒業する。2枚看板のひとりだった荻野がエースとなりチームを引っ張る。10区で逆転劇を演じた寺田が2番手に来るが、それ以外の底上げが急務になるだろう。若手にポテンシャルの高い選手が多く、楽しみが広がる。新入生は、大下、鮫島など面白い選手が揃った。
・卒業生→仁科・當山・田中・奥
・新入生→大下(光星学院)・鮫島(鎮西)・池田(美方)・沖森(大塚)など
■城西大学
1500mチャンプの田中、箱根で結果を残した石田、八巻が卒業する。トラック持ちタイムのいい中原、橋本あたりが主軸になるだろうが、主将の田村はロードが強い。トラックに関しては、新2年生の山口、平田あたりも面白い存在になるが、全体的にトラックの持ちタイムが良く、そのスピードをどう駅伝に還元していくかが課題になるだろう。新入生は即戦力候補・13分台の松村が入学する。
・卒業生→田中・石田・甲岡・三田など
・新入生→松村(西京)・加瀬(田村)など
絶対的エースの高瀬が卒業。コスマスがエースになるが、2番手は松枝や田口あたりか。「長距離ロード型」を4年間で育ててくるのがひとつの伝統になっているが、毎年意外な選手がメンバーに入るので、今年度はどのような選手が出てくるか、注目したい。その分トラックの持ちタイムはあまり良くなく、6月の全日本予選までにどれだけ仕上げてこられるかにも注目が集まる。新入生では、14分半切りの福沢、井上、松岡あたりが面白いか。
・卒業生→高瀬・赤峰・松森など
・新入生→福沢(佐久長聖)・井上(鎮西学院)・松岡(西脇工)など
■帝京大学
箱根区間新の西村を筆頭に、中村、安藤、大沼、土久岡などが一気に抜けて大幅な戦力ダウンが予想される。1年生で箱根を経験した難波、蛯名、田村がチームを引っ張っていけるか。新入生も含めて、全体的な底上げが課題になるが、育成に定評のある中野監督だけに、どう仕上げてくるかはとても興味深い。
・卒業生→西村・中村・安藤・大沼・土久岡など