中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【第43回全日本大学駅伝】試合結果

全日本大学駅伝が行われました。雨の影響が予想されましたが、直接的な影響は無かったようです。しかし、それに伴う湿度の影響は大きかったようです。

■総合成績

1位 駒澤大学 5:15.46

2位 東洋大学 5:16.19

3位 早稲田大学 5:21.06

4位 日本大学 5:21.54

5位 中央大学 5:22.21

6位 上武大学 5:23.44

7位 東海大学 5:24.26

8位 明治大学 5:26.22

■個人成績

1区 西嶋  悠 区間8位 43.48

2区 新庄翔太 区間6位 38.53

3区 代田修平 区間6位 28.17

4区 須河宏紀 区間6位 42.32

5区 多田  要 区間6位 35.22

6区 大須田優二 区間3位 36.59

7区 渥美昂大 区間3位 36.29

8区 棟方雄己 区間6位 1:00.01

1区が鬼門の駒澤でしたが、今回はしっかりスタートダッシュに成功。2区村山でペースをつかみましたね。こうなってしまうと、層の厚い駒澤の独壇場でした。最後詰められましたが、何とか逃げ切り。箱根でも、12区をしっかり乗り切れば、優勝最有力でしょう。東洋は序盤の小さなつまずきからほころびが大きくなり、最後柏原に重責を背負わせる結果になりました。柏原が去年とは比較にならないほど充実しているので、微調整をしっかり行えば、対駒澤の1番手でしょう。早稲田は、故障者不調者が多過ぎましたね。1区での出遅れを挽回出来ず、3位のまま終戦でした。エース区間の1区にルーキー山本を使わざるを得なかったこと、エース区間を走るべき佐々木が7区を走ったことなどを考えると、台所事情は苦しそうですね。

さて中大ですが、個人的な総合評価は「100点」。いかに「流れ」が重要か、そのことがよくわかった駅伝でした。重要なところではしっかり粘り、集団走になった場合は最後しっかり突き放す。正に、総合駅伝の集大成といった感じでした。区間賞は無くとも、区間上位から中位でしっかりつなげば、こうして光明が見えてくるんですね。ラストのベンジャミンに抜かれた件は仕方ないとしても、これで早稲田を追う1番手になったわけで、箱根に向け再度しっかり調整してもらいたいですね。

1区:西嶋

流れを読んで先頭集団でしっかりポジションをキープし、先頭と10秒差の8位は立派。得意としている展開になりましたね。本当にいい流れを中大にもたらしました。

2区:新庄翔太

襷を受け取ってすぐに、先頭集団に取り付きましたね。中盤以降苦しそうな表情で、集団からやや離されましたが、そこからの粘りは凄いのひとこと。また最後ひと伸びしました。1年生ながらエースですね。

3区:代田

最短区間とはいえ、けっこうなメンバーが揃いましたが、ここも終盤粘って順位をキープし、襷をつなぎました。だいぶスピードが付いてきましたね。

4区:須河

この辺になると、だんだんテレビに映らなくなりますね。格上の日大佐藤が追い上げてきて、併走しているシーンが映りましたが、しっかりついていってましたね。最後振り切ったのもよかったです。

5区:多田

多田のシーンはほとんどテレビに映ってませんでした・・・。初駅伝でしたが、順位をキープして繋げられたところはいいですね。

6区:大須

多田同様初駅伝でしたが、こちらもほとんどテレビに映らず。集団走になっていたことは確認が出来ましたが、その集団を最後突き放し、区間3位でした。1つ順位は下げたものの、相手が区間2位の上武渡辺だったので、文句無し及第点でしょう。

7区:渥美

上武をとらえ、その後ろとの差を広げる、という仕事をしっかりこなしてくれました。ここでひと息つけましたね。春のブランクはあったものの、先週の日体大といい、今本当に調子がいいんですね。箱根に繋げて欲しいです。

8区:棟方

日大ベンジャミンと1分差。この逆転は仕方ないと思いますが、ベンジャミンに抜かれても、一気に突き放されることは無く、粘り強く走ってましたね。出雲エントリー後軽い故障だったようですが、学生最後の大一番に向け、再調整して欲しいです。