中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
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【第88回箱根駅伝】復路回顧

【6区代田:区間3位(59.34)】

復路一斉スタート、見た目順位とタイム差の違いなど、大変難しい復路スタートになりましたが、代田が区間3位の意地の走りをしてくれました。芦ノ湯までの登り5kで、すでに集団からとび出しました。下りに入り一気にギアチェンジ。函嶺洞門までの各定点で区間トップでした。ラスト平坦3kで脚が上がってしまいましたが、それでも区間3位。アグレッシブな走りで、復路に勢いをつけてくれました。

【7区須河:区間9位(1:04.50)】

「繋ぎの区間」の印象が強い7区ですが、近年は各校とも主力どころを配置してきますね。中大もエース格の須河でしたが、錚々たるメンバーの中区間9位。中大歴代3位のタイムでした。序盤ゆっくり入り、後半上げていくのが須河の特徴ですが、後半もなかなか上げられなかったですね。ただこの区間で、國學院を抜いて総合で9位まで上がり、シードに大きく近づきました。ここで圏内に入ってきたことは大きかったです。

【8区新庄浩太:区間8位(1:06.36)】

去年に続いて新庄浩太。単独走でも淡々と刻める走りが魅力で、復路向きの選手ですが、復路一斉スタートもあって、今回は農大、青学が見える位置で追っていく状況でのスタートとなりました。茅ヶ崎では青学を捉えて並走、農大を追う展開となり、その状況が遊行寺でも続きました。最後は青学に離されて区間8位でしたが、去年より10秒以上記録を縮め、総合を8位に上げました。見えないタイム差との戦いは、選手にも相当なプレッシャーをかけていたようです。

【9区大須田:区間14位(1:12.38)】

箱根デビュー戦の大須田が、復路のエース区間9区に大抜擢。相当調子が良かったのでしょう。8区までに徐々に総合順位を押し上げてきましたが、タイムとの勝負、襷をもらった時は、8区同様前の青山、農大が見える位置だったので、相当突っ込んで入りました。横浜駅前までは、各定点区間6位の好走。しかし、9区は復路最長区間、残り8k地点でいっぱいになってしまいました。総合成績も10位まで下がり、最後の最後でハラハラドキドキの展開になりました。

【10区塩谷:区間2位(1:10.33)】

去年に続いて今年も塩谷10区。今シーズンは、昨年と違って徐々に調子を上がってきているのがわかったので、楽しみにしていました。11位との差は2分以上あったので、多少余裕がありましたが、積極的に前をガンガン追っていきましたね。塩谷らしさが出ていました。その追っていく姿勢がタイムにも表れ、各定点で東洋齋藤と秒差の区間2位が続きました。最後は順天堂小澤、青山大谷とスパート勝負になりましたが、さすがにそこは分が悪かったですね。区間2位総合8位で終了しました。7位順天堂とは2秒差でした。

今回の箱根駅伝、タイム差がつきやすい所で失速してタイムロスしただけで、全体としてはそんなに悪くは無かったと思います(去年は区間2ケタ順位が5区間、今年は2区間)。この部分が修正出来れば、自ずと結果が付いてきそうな気がします。