中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【第90回箱根駅伝】復路回顧

【6区代田:区間16位(1:01.15)】

復路のスタートは、山下りの職人、代田くんから。過去2大会の結果から、12分程度は縮めてくると予想しましたが、残念な結果でした。一斉スタートから飛び出し、芦之湯では区間5位と前を追っていく積極的な走りでした。しかし本調子ではなかったようで、徐々に順位を下げ、残り3kで大きく順位を落としました。体調不良で、夏の走りこみが上手くいかなかったようです。

【7区徳永:区間7位(1:04.42)】

去年も7区を走り悔しい結果だった徳永くんですが、今年は区間7位と見せ場を作ってくれました。二宮の定点では、農大岩渕くんとともに大東大を捉える位置にいましたが、大磯では大東大を抜き、岩渕くんと併走してペースを上げていけたようですね。夏場の怪我もあって、秋シーズンは本来の走りではないとのことですが、出雲→予選会→上尾→記録会と強行日程で出場し続け、出雲の疲労で予選会は不発だったものの、大崩れしない走りは光っていました(出雲では、他校のエース級と五分に渡り合いました)。上級生になり、たくましい姿を見せて欲しいですね。

【8区市田区間16位(1:07.35)】

春シーズンから調子の良かった市田くんが、8区に登場しました。予選会では集団走の難しさを味わったものの、上尾では63分台を出して、長距離適性も示しました。序盤茅ヶ崎までは、農大拓大とともに集団走で区間13位前後の走りでしたが、遊行寺坂では農大から遅れ、最終的には、後方から追い上げた中央学院大東大にも抜かれてしまいました。後半に坂がある8区は、後半いかに失速しないかがカギになりますが、やはり(他区間同様)15k以降の粘りがポイントになったようです。まだまだ伸び代がありそうなので、これからに期待ですね。

【9区多田:区間9位(1:10.41)】

エース区間の9区には多田くんが出場。直近2年は、2区5区同様失敗している区間でしたが、なんとか巻き返してくれました。4チームが2秒差でひしめき合う集団でしたが、権太坂横浜駅前と中央学院田中くんとともに上げていきました。生麦では、区間7位まで上げましたが、その後区間9位でフィニッシュ。中大としては鬼門の9区、健闘と言えると思います。しかしこの結果にも満足はしていないようで、中スポブログでも、反省を口にしていました。

【10区須河:区間15位(1:12.03)】

エース須河くんは、10区でした。本来は2区の予定だったそうですが、直前の怪我で10区に変更になったそうです。シード権も厳しくなり、最後の意地でも…と思いましたが、怪我の影響で悔しい結果になってしまいました。タスキを受けてから、いいペースでの集団走が続き、新八ツ山橋では区間5位まできました。しかし、ラスト5kで大幅にペースダウンしてしまいました。思ったより怪我の影響が大きかったようです。

今回の箱根駅伝で感じたのは、というより、駅伝のたびに感じることは、やはり「いい流れに乗ること」。それと、こと箱根駅伝においては、「ラスト5kの粘り」が重要であること。ハイペースはどの大学も一緒。その中でどれだけ粘れるかは、やはり日頃の練習が大切なのだと思います。次回の予選会はかなり厳しい戦いになると思いますが、残された時間を有意義に過ごして欲しいと思います。