関東インカレ3日目は所用のため観戦にいけませんでしたが、なんとか最終日は行くことが出来ました。おそらく4日間で一番暑い日になったと思います。
■ハーフマラソン決勝
01着 チャールズ ドゥング 日本大 1:04:57
02着 宮下隼人 東洋大 1:05:14
03着 西田壮志 東海大 1:05:19
05着 名取燎太 東海大 1:05:40
06着 定方 駿 東洋大 1:05:47
07着 難波皓平 順天堂大 1:06:03
08着 阿部 涼 日本大 1:06:10
12着 矢野郁人 1:07:24
17着 岩佐快斗 1:07:44
30着 大森太楽 1:08:32
この猛暑だったので、タイム以上にタフさが求められるレースとなりました(だいたい毎年こうなっている…)。スタート後のスタジアム内では、3人とも集団の真ん中~後方に位置取りました。周回コースになってからは、8kまでは全員集団についていましたが、大森くんが少しずつ遅れ始め、岩佐くんもぎりぎりついていました。矢野くんは集団の中で勝負していました。岩佐くんが少しずつ遅れだし、13kくらいで矢野くんも集団から遅れましたが、そこからしっかり粘れました。きっちり拾っていって、トラックでもスパートを決めて、12位でした。矢野くんらしくしっかりペースを刻み、もう少しのところまで持ってきました。10kくらいから徐々に離れた岩佐くんも、同じく淡々とペースを刻んで、気づけば矢野くんの後ろにまで迫りました。入賞には届きませんでしたが、ロード得意の2人が、持ち前のロード適性を発揮してくれました。課題でもあるスピードに磨きがかかれば、秋シーズン本当に楽しみな存在になります。大森くんは、練習での動きは抜群だったそうで、安定感が出てくれば同じく秋には面白くなりそうです。
■3000mSC決勝
01着 阪口竜平 東海大 8:44.29
02着 青木涼真 法政大 8:44.56
03着 吉田 匠 早稲田大 8:49.23
04着 田辺佑典 法政大 8:54.25
05着 人見昂誠 法政大 8:56.15
06着 山口和也 日体大 8:57.39
07着 萩原璃来 中央大 8:57.81
08着 大木皓太 早稲田大 9:02.61
萩原くんが、持ち前のスピードと粘り強い走りで、見事にPBで7位入賞、黃台選手になりました。レースは、1000mを302で通過。実力者の東海大阪口くんや法政大青木くんを中心に、こぼれることなく集団でした。2000mは601なので、ほぼイーブンで通過するも、先頭集団は阪口くん青木くん早稲田吉田くんにしぼられ、萩原くんはその後ろの集団で、入賞ラインにいました。ここから萩原くんはペースを上げ、単独で前を追いました。5番手でラスト1周を迎え、最後に差し切られましたが、なんとか踏ん張って7位入賞でした。2000m過ぎて単独で追いかけ、入賞への執念を見せてくれました。しかもこの大舞台、このコンディションでのPB入賞。今年は萩原くんの絶対的なスピードが見られそうです。
■800m決勝
01着 松本純弥 法政大 1:48.30
02着 田母神一喜 中央大 1:49.00
03着 西久保達也 早稲田大 1:49.02
04着 入江亮輔 日本大 1:49.21
05着 坂本 陸 東洋大 1:49.34
06着 薄田健太郎 筑波大 1:50.03
07着 根本大輝 順天堂大 1:50.24
08着 林 貴裕 順天堂大 1:53.20
800m1本に絞って出場した田母神くんが、早稲田西久保くんとの接戦を制して、2位表彰台でした。西久保くんが先頭で、400mは53でした。そこから法政大松本くんが早めに抜け出し、田母神くんは抜群のタイミングで前を追い始めたと思いましたが、わずかに届かず2番でした。最後の関東インカレで、舟津くん同様期するところがあったと思います。特に今年は、長距離ブロックキャプテンとして臨んだ関東インカレ。まだまだ中大での競技生活は終わりませんし、日本選手権や全カレもあるので、これからも楽しみにしたいと思います。
■5000m決勝
01着 ジェームズ ブヌカ 駿河台大 13:45.03
02着 ライモイ ヴィンセント 国士舘大 13:47.05
03着 ポール ギトンガ 国士舘大 13:55.38
04着 佐藤敏也 法政大 13:59.51
05着 相澤 晃 東洋大 14:05.84
06着 荻久保寛也 城西大 14:06.01
07着 阿部弘輝 明治大 14:07.29
08着 三浦拓朗 中央大 14:09.55
30着 助川拓海 14:52.54
長距離最終種目の5000mでは、三浦くんが大仕事をやってくれました。明治鈴木くんとの大接戦を制して、8位入賞しました。1000mは、明治阿部くんを先頭に242。三浦くんはうまく前を見ながら、中団より少し前の位置でした。助川くんは後方から。2000m、3000mでも、三浦くんは先頭集団の次の集団で、入賞を狙っているようでした。表情を見ても余裕があり、タイミングを図っている感じでした。先頭集団から落ちてくる選手を拾いつつ、入賞圏内に入るかどうかの位置でラスト1周へ。鈴木くんとのすさまじい接戦をものにして、8位入賞。ポイントは1点ですが、中大にとってはかなりの価値があるポイントになりました。また、同学年の好敵手でもある、早稲田中谷くんに勝利したのも、自信になりますね。本当に「強い」選手だと思います。助川くんは、長距離では唯一の1年生。結果自体は厳しいものですが、挑戦者として戦ってくれました。また同期の格上の選手とも差のない結果ですので、これからの成長曲線に期待しかありません。