中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【12月4〜5日】(第293回日本体育大学長距離競技会)_試合結果

今年度最後の日体大記録会に行ってきました。無観客で行われましたが、当ブログの写真撮影ということで撮影申請をしたところ、日体大広報課ならびに日体大陸上競技部より撮影許可をいただき、現地に行くことができました。本当にありがとうございました。2年ぶりに夜の日体大の寒さに懐かしさ…は感じず、ただ寒いの一語に尽きました。しかし、土曜の昼に行われた10000mは、かなり日差しが強く体感温度もだいぶ上がったように思います。

 

■10000m

05組 15着 藤井拓輝 30:24.84

05組 35着 川田 涼 31:57.44

06組 17着 植村優人 30:34.21

06組 25着 小木曽竜盛 30:53.49

08組 18着 丸山大輝 30:31.08

10組 09着 吉居大和 28:03.90

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土曜日の10000mは、連戦で臨んだ吉居くんに注目が集まりました。前週の八王子LDは擦過傷とのことで、不完全燃焼ではあったと思いますが、まさか10000mを連戦するとは思いませんでした。序盤から、駒澤田澤くんと外国人選手数名が、オレゴン世界大会の標準切りを目指す集団を形成し、その後方で、27分台がターゲットになる集団がきれいに2つに分かれて形成されました。吉居くんは、後方集団の番手でレースを進め、5000m通過が、1406だったと思います。八王子より少し遅かったものの、非常にいいペースで入りました。またその集団を引いていた外国人選手、三菱重工林田くんが一定ペースを作ってくれて、走りやすかったと思います。8000mまでは余裕をもって走り、予想通り8000m過ぎから動きました。ギアを上げた後も非常に動きがよく、他の選手より早めに動いたことで、最後は実業団選手に先着を許しましたが、中大記録を再度更新、U20歴代2位の記録を叩き出しました。最後の2000mを重視した走りに見えたので、しっかり調整していけば間違いなく箱根で活躍してくれると思います。

 

10000mの午前中の組の選手は、とても日差しが強く、本当に過酷な中でのレースだったと思います。5組は、だいたい1000mを300少し切るペースで進みました。2000mくらいで川田くんが脱落してしまいましたが、藤井くんは第2集団で粘っていました。最後は少し落ちましたが、自己ベストでした。小木曽くん植村くんの6組は、2人とも後方からでした。小刻みに集団がついたり離れたりしていましたが、安定した前の集団に取り付くのに脚を使ってしまった感じでした。特に土曜日日中は暑かったですから、温存するのもひとつ作戦だっかもしれません。丸山くんはだいぶ調子が良かったように思います。2911のペースについていくために、後ろの集団から一気に先頭集団に取りついていきましたが、それが祟ってか、余力がなくなりました。序盤からチャレンジしていったので、かなり動いているなと思いましたが、やはりこの暑さですかね。

 

■5000m

30組 01着 金子魅玖人 14:15.17(短)

31組 07着 髙沼一颯 14:21.43

35組 24着 羽藤隆成 14:33.97

38組 11着 中野倫希 14:06.56

38組 20着 佐野拓実 14:13.04

38組 25着 矢萩一揮 14:42.12

40組 23着 梶山林太郎 14:07.79

41組 05着 居田優太 13:46.36

41組 19着 山田俊輝 13:54.34

41組 28着 浦田優斗 14:20.29

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日曜日の5000mは、41組で、居田くん山田くんが13分台に突入し、居田くんは50秒を切ってきました。この組は3名出場していたのと、同じような白ユニの選手がたくさんいたので、撮影しながら見つけるのが大変でした。特に居田くんを見つけたのは中盤ころで、前の集団に食らいついて粘っていましたね。「(タイムを)縮められるだけ縮めてやる」という圧が感じられ、気合でもぎ取った自己ベストでした。個人的には、髙沼くんも、後方からロングスパートで、力でねじ伏せていくような素晴らしい走りでした。ラストで差されましたが、非常に内容の濃いレースで自己ベスト。前走のMARCHで先頭を引っ張ったレース、今回の日体大5000m自己ベストと、1段上のレベルに到達した印象でした。梶山くんはスタートから後方で、早々に集団から離れましたが、表情を見ると何か意図があって離れたように見えました。先頭とは差がありましたが、一定間隔を保って、落ちてくる選手を確実に拾っていました。最後はラストスパートで、大学ベスト。速い梶山くんが戻ってきました。羽藤くんは、4000mまでいい流れに乗っており、自己ベストも見えていましたが、残り1000mで一気にガクッと落ちました。少し気になりますが、MARCHからの連戦もできているので、今後の積み上げかと思います。短距離の金子くんは圧巻でしたね。中団からラスト400mでひとまくりでした。絶対的なスピードが圧倒的に違っていました。