中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【6月28日】(全国男鹿駅伝競走大会第55回大学大会)_試合結果

 昨年優勝を果たした男鹿駅伝に、今年も出場しました。昨年は佐藤Dさんや本間さん、田原さんなど、ここをステップに大きく飛躍した選手が出てきましたので、今年はどのような選手が出てくるのか、楽しみに見ていました。ただ、地形的な問題から配信がとぎれとぎれになったため、詳細な確認まではできませんでした。

 

■大学の部

01位 青山学院大学 3:14.28

02位 中央大学 3:18.52

03位 立教大学 3:20.23

04位 東洋大学 3:21.21

05位 神奈川大学 3:21.35

 

区間記録

01区(8.7km) 03位 七枝 直 26:20

02区(6.0km) 02位 伊藤春輝 19:25

03区(8.1km) 02位 並川颯太 22:58

04区(9.2km) 05位 相地一夢 28:35

05区(7.5km) 02位 鈴木耕太郎 23:33

06区(11.8km) 03位 三宅悠斗 36:08

07区(13.5km) 05位 伊東夢翔 41:50

 

 かなりタフなコースでおなじみの男鹿駅伝に、今年も青山学院大学が出場してきました。箱根を占う意味でも、ここでどの程度戦えるかがポイントになりました。1区の七枝さんは序盤から積極的に前を取ってゆさぶり、後続のふるい落としにかかりました。うまく数チームに絞り込めたものの、前方のチームには利用されてしまいました。とはいえ、区間3番でタスキリレー。伊藤さんも区間2番で好走したものの、前が止まりませんでした。そこからは青山学院大学のひとり旅状態となり、前との差はどんどん広がりました。なんとか食らいついていましたが、全区間区間賞となると、完敗と言ってもいいかもしれません。各区間ともしっかり上位で繋げられてはいるものの、その上を行く青山学院大学の強さでした。

 中間層と言われるここの選手たちが、どんどん上のチームを突き上げていかないと、層の厚いチームは作れません。そのような中でも、三宅さんが1年生ながら長い区間で好走したり、伊藤さんが得意のロードで復活したり、今後に向けては明るい材料もありました。これから夏合宿を迎えるに当たり、箱根優勝への熱い気持ちと、コツコツと着実に練習を積み上げる冷静さが求められます。

【6月15日】(マラソンフェスティバル in 国営昭和記念公園 EARLY SUMMER 2025)_試合結果

 大変遅くなりました。マラソンフェスティバルの結果になります。久しぶりに現地観戦しましたが、この日は猛烈な暑さで、観戦している方も万全の熱中症対策が必要なほどでした。

 

■10km

01着 田中伶央 30:43

02着 石川蒼大 31:00

03着 荒井遼太郎 31:11

04着 生江倫太郎 31:22

05着 原田望睦 31:37

06着 永島陽介 31:52

07着 三浦彰太 31:53

08着 大石コーチ 31:57

09着 木下道晴 32:02

10着 高好陽之心 32:14

11着 井上優人 33:11

 この時期の10kレースなので、おそらくは強度を高めた練習の一貫だと思います。復帰レースとなった田中さんが、持ちタイムどおりに1番でフィニッシュでした。ここから夏合宿に向けて上げていくのかと思います。ちょっと力が違っていたように感じました。2番は1年生の石川さん。10000mの記録が出始めた石川さんは、ロードだとさらに安定感がありますね。3番はロード巧者の荒井さんでした。長いところを専門に取り組んでいるので、秋以降ロードシーズンでどんなふうに覚醒するか、期待が膨らみます。

 全体的には、ここから積み上げて上位を脅かそうというグループですが、この中にはことロードに関しては得意な選手もいるので、秋シーズンが楽しみです。その前に、まずは怪我なく夏合宿を消化してほしいです。

【6月14日】(Track Night Vienna 2025)_試合結果

 スポーツアパレルブランドのOnが主催するトラックレースに、中大から4選手が出場しました。確か数年前に、吉居大和さんと中野翔太さんが出場し、中野さんが自己ベストを更新したレースだったかと思います。日本の記録会とは違って、エンターテインメント性があり、とても楽しい雰囲気でのレースでした。

 

■3000mSC

13着 柴田大地 8:48.83

 

■5000m

06着 溜池一太 13:25.11

15着 濵口大和 13:37.54

18着 吉居駿恭 13:52.73

streamster.tv

 3000mSCは、ペーサーライトの設定タイムが815とのことで、柴田さんが目標とするタイムでした。この種目実力者のHONDA青木さんが積極的に前で進める一方、柴田さんは比較的後ろからでした。青木さんも前で粘っていましたが、ペーサーライトからは少しずつ遅れ、後方にいた柴田さんは(コースの特性であまり画面には映りませんでしたが)、そこからかなり離されていました。日本選手権前に1本タイムを出したいところでしたが、残念でした。

 5000mは3選手が出場しました。ペーサーライトは1310設定で、おそらくは20秒切りがひとつの目標になったのかと思います。溜池さんは積極的に前に位置取りし、同じポジションでほとんど動かず、吉居さんも前に位置していました。溜池さんが前で粘る一方で、吉居さんは少しずつ後退しました。溜池さんは最後まで粘り、ラストも切れて見事に自己ベスト更新。どんなコンディションでも高位で安定する力は、さすがエースです。吉居さんは残念なレースでしたが、本番の日本選手権に向けて切り替えてほしいです。春シーズンあまり順調ではなかった濵口さんは、ここで感覚を取り戻したいところでした。ひとつ後ろの集団から進め、徐々に前を拾いました。自己ベストまでは届きませんでしたが、復活の狼煙を上げるセカンドベストでした。ようやくスーパールーキーが本領を発揮し始めました。

【6月15日】(第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games)_試合結果

 高温となった日体大記録会の5000mに、高好さんと木下さんが出場しました。かなりの高温となったので、記録更新は厳しいコンディションでした。

 

■5000m

09組 19着 木下道晴 14:59.74

10組 24着 髙好陽之心 15:00.70

 9組の木下さんは、少し厳しいレースが続いていますが、ここでもまだ道半ばでしたでしょうか。タイムが出ないことはわかっていたので、着順にこだわってほしかったと思っています。髙好さんは、前回の日体大でピークに持っていったところ転倒があり、再度立て直しての一戦でしたが、うまく噛み合わなかった印象です。こつこつ積み上げてほしいです。

【6月5-8日】(天皇賜盃第94回日本学生陸上競技対校選手権大会)_試合結果

 今年は世界選手権が東京で開催される影響で、様々な大会が例年とは違うスケジュールとなっていますが、全日本インカレも例外ではなく、今年はこの時期に開催となりました。7月には日本選手権も控えており、かなりタイトなスケジュールとなっています。

 

■1500m

予選02組 07着 後藤琉太朗 3:48.12

 最近はなかなか勝ちきれないレースが続く後藤さんですが、ここでも惜しい予選敗退となりました。予選通過しても違和感のないタイムだとは思うので、展開が向かなかったのかな、と推察します。

 

■5000m

10着 三宅悠斗 13:54.77

 5000mには、1年生の三宅さんが出場しました。創価大学の小池さんが飛び出し、1000mを238で通過しました。三宅さんは後方の集団で進めていましたが、2000mを過ぎて小池さんが吸収された後に、三宅さんが先頭に出て引きました。4000m過ぎまで引っ張りましたが、離しきれず、やはり後方で脚をためていた選手にかわされて10着。入賞まであとわずかでした。それでも、1年生として積極的にチャレンジしてレースを動かし、レースメイキングをしたのは立派でしょう。来年また同じ場所で、今度は優勝候補として戻ってきてくれると期待しています。

【5月31日-6月1日】(第321回日本体育大学長距離競技会 兼 第15回NITTAIDAI Challenge Games)_試合結果

 日体大記録会が行われました。先週からのいい流れを継続させられるか、チームとしての力量が問われる大会となりました。日体大特有のコンディションで、記録を狙うには抜群でした。

 

■1500m

NCG02組 03着 柴田大地 3:44.96

NCG02組 12着 後藤琉太朗 3:56.51

 土曜日は所用で見に行けませんでしたが、柴田さんが1500mに出場しました。上期の最大目標である、3000mSCでの世界選手権出場に向け、ここではスピード強化の練習だったでしょうか。見事に自己ベスト更新となり、ケガから完全復活と言えるでしょう。後藤さんは、少し停滞気味のところが気になります。

 

■10000m

04組 05着 石川蒼大 29:43.83

 石川さんが、10000mで自己ベストを更新しました。タイムはもちろんですが、しっかり組上位で走りきったところが素晴らしいですね。大学陸上に慣れるまでもう少し時間がかかるかな、と思っていましたが、生活にも慣れ、ようやく練習での積み上げをレースで出力することができ始めたのかな、と推察します。長いところは得意そうですね。

 

■5000m

15組 DNF 高好陽之心

17組 17着 原田望睦 14:18.78

18組 33着 井上優人 14:47.78

19組 07着 伊藤春輝 13:55.29

19組 30着 生江倫太郎 14:22.15

20組 10着 七枝 直 13:49.99

NCG02組 DNF 濵口大和

 5000mには7名の選手が出場しました。個人的に、国士舘大競技会からここに合わせてアプローチした、高好さんと伊藤さんに注目しました。高好さんは、後方から落ち着いて入りましたが、途中転倒して体を強く地面に打ち付けました。起き上がるのも大変そうでしたが、なんとか3000mまで走りきりDNFでした。ハプニングはつきものですが、ここに合わせていただけに残念でした。

 一方伊藤さんは、序盤から積極的なレースでした。スタートの時点から、かなり気合が入っているのがわかり、鬼気迫る感じでした。2000mまでは番手で進め、3000mからは外国人の集団につきました。だいぶ余裕を持って4000mを迎えたようで、最後のスパートも見事に決まり、13分台の自己ベストを達成しました。入学後は難病を患い、苦難続きでしたが、ようやく伊藤さんらしいパフォーマンスまで戻りました。ロードは得意なので、順調に夏を消化すれば、駅伝戦線に加わってくることでしょう。

 七枝さんは、冬のケガから完全復活の自己ベストでした。日本選手権標準を目指していたということで、そこまで戻して来られたというのは、チームにとっても吉報でしょう。昨年は箱根予選会にも1年生で選ばれた七枝さんなので、ロードシーズンに期待が膨らみます。

【5月24日】(秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会)_試合結果

 更新がだいぶ遅れてしまいましたが、トラックシーズン最大の目標となっていた、全日本大学駅伝の予選会がありました。かなりタイトなスケジュールの中で、どのようなメンバーが走るのか、直前までわからない状況でした。開催時期が1か月早まったこともあり、雨は降ったもののコンディションは良好でした。

 

■10000m

01組 02着 田原琥太郎 29:01.99

02組 03着 佐藤大介 29:03.35

 1組目は、インカレで好走した2年生コンビでした。佐藤Dさんが飛び出して単独走に持ち込み、250のペースで押しました。田原さんは、その後ろで3位集団を引っ張る形で、2人とも積極的に進めました。田原さんと2人で、交互に引っ張って後続を突き放すプランだったようですが、田原さんが集団に巻き込まれ、行ききれなかったようでした。4000mあたりでDさんは吸収されるも、それでも先頭を引っ張り続け、田原さんの番手キープのポジションは変わりませんでした。終盤になり、集団が大きなかたまりになっても2人とも遅れることはなく、残り300mからのスパート合戦で、2番と3番に入りました。

 1組では、この2人が持ちタイム上位であることは疑うことのない事実でしたが、周りに合わせるような走りはせず、タイム上位らしい走りで、もっている力をそのまま出力しました。臨戦過程では必ずしもうまく調整できたわけではないですが、それでもベストパフォーマンス。本当に強い2人です。ロードのほうが得意な2人なので、本戦ではさらに注目です。

 

02組 01着 吉居駿恭 28:34.81

02組 05着 三宅悠斗 29:23.84

 2組は吉居キャプテンと、公式戦初出場の三宅さんの2人でした。2000m以降吉居さんと駿河台レマイヤンさんの2人が飛び出し、後続に大きな差をつけました。道中「1000mずつ引っ張ろう」と、レマイヤンさんと協力しながら進めた吉居さん。ラストはしっかりレマイヤンさんを振り切り、トップでゴール。2組目で勝負を決めてやる、という意気込みが感じられる走りでした。三宅さんは、初10000mがこの大舞台。大きな集団の中ほどでしたが、とても走りづらそうで、位置取りにだいぶ苦労しているようでした。それでも3番手集団で粘り、最後は5番でフィニッシュ。洛南高校で修羅場をくぐってきた肝っ玉には恐れ入りました。

 吉居さんが三宅さんをアテンドする感じになるのかと予想していましたが、そんなことはなく、勝負を2組目で決めるような素晴らしい走り。三宅さんも、抜群の安定感で上位をキープしました。1組で作ったいい流れを、2組でさらに増幅させ、通過はほぼ間違いないだろうというところまで持ってきました。

 

03組 02着 藤田大智 28:39.00

03組 18着 吉中祐太 29:09.48

 3組は、GGNからここに狙いを絞ってきた藤田さんと、連戦が続く吉中さんでした。藤田さんがとても積極的で、スタートから先頭を引っ張り、4000mあたりまではだいたい250のペースで引きました。5000mからはペースが落ち、6000m以降は集団に゙吸収され3番手になりました。いっぱいいっぱいになったというよりは、いったん引いたような形でしょうか。7000m以降の苦しいところでも、集団でしっかりためて、ラスト勝負に持ち込みしっかり伸びました。惜しくも組1番は取れませんでしたが、僅差の2番でした。吉中さんは7600mあたりまでは集団の真ん中で前を狙っていましたが、そこからは苦しくなりました。それでも大きな遅れとはならず、29分1桁でまとめました。

 今年の箱根10区でブレイクした藤田さんですが、今回のレーススタイルで新境地を切り開きましたね。GGNから1段階上のステージに上がりました。タイムを狙うレースになれば、27分台も見えてくるでしょう。吉中さんは連戦の疲労で、ポイントを消化しきれなかったとのことで、やむを得ないところだったでしょう。それでも仲間たちがフォローしてなお余りある走りを見せてくれました。

 

04組 04着 溜池一太 28:04.39

04組 11着 岡田開成 28:30.23

 最終組は、洛南高校OBの2人が出場しました。「27分台チャレンジレース」に゙設定し、無難にまとめれば予選会突破間違いなしの状況であっても、なお攻めた走りを見せてくれました。2人とも留学生が作るハイペースにつき、5000mまでは2745くらいのペースだったでしょうか。速い留学生にはつかず、その後ろの集団に2人ともいて、しっかり粘れていました。溜池さんは27分台も狙えるペースでしたが、惜しくも届かずでした。それでも日本人選手トップ、集団にいた留学生をふるい落とす強さも見せました。岡田さんは、溜池さんの集団からは徐々に遅れてしまいましたが、その後ろで粘りを見せ、組11番、28分半でフィニッシュ。十分仕事は果たしたでしょう。

 岡田さんはアメリカ合宿後からもう少しのレースが続いていましたが、各チームのエースが集まる4組でしっかり役割を果たし、少しは嫌なイメージを払拭したでしょうか。溜池さんも、必ずしも余裕のあるローテーションではなかったものの、どんなコンディションでも、確実に上位に顔を出すようになりました。間違いなくエースです。

 

 戦前の予想では、中大が圧倒的有利とは言われていましたが、強いチームが足元をすくわれるシーンを今まで何度も見てきました。プレッシャーはあったと思いますが、それでもプレッシャーを跳ね除け、「強いチームが強い勝ち方で勝つ」ということにこだわって、それを実現させました。本当に速くて、本当に強かったです。

 レース後の溜池さんのコメントでは、「ここにいてはいけないチーム」という発言がありましたが、まさにその通りで、本戦で上位をうかがうべきチームです。本番は11月。昨年の悔しさを糧にして、上位進出をうかがいます。