【10月10日】(第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走)試合結果
少し遅くなりましたが、10月10日に出雲駅伝が行われ、中大も久しぶりの出場となりました。前回の出場からだいぶ遠ざかっていましたので、応援する側の気持ちの持っていき方を少し忘れてしまっていましたが、やはりこのシーズンにドキドキではなく、ワクワクな気持ちで応援できるのは素晴らしいものでした。天候は曇りで、気温も高くはありませんでしたが、風がかなり強く、区間配置に大きく影響したようです。
■総合成績
01位 駒澤大学 2:08.32
02位 國學院大學 2:09.24
03位 中央大学 2:09.48
04位 青山学院大学 2:10.18
05位 順天堂大学 2:10.50
06位 創価大学 2:10.52
07位 法政大学 2:11.54
08位 東京国際大学 2:11.59
■区間成績
01区 01着 吉居大和 22:32
02区 03着 千守倫央 15:41
03区 07着 中野翔太 24:12
04区 03着 阿部陽樹 18:16
05区 02着 溜池一太 19:14
06区 04着 吉居駿恭 29:53
〈第34回 #出雲駅伝〉
— 「中大スポーツ」新聞部 (@chuosports) 2022年10月10日
③#中央大学 2時間9分47秒
9年振りの出雲駅伝は3位でフィニッシュ#中大スポーツ pic.twitter.com/PjHCmUTl0A
〈第34回 #出雲駅伝〉#藤原正和 駅伝監督
— 「中大スポーツ」新聞部 (@chuosports) 2022年10月10日
──大会を振り返って
「半分は安堵しています。ただ優勝を目指したいというのが正直ありましたので、近づけなかったという部分は悔しさ半分ですかね。優勝というところをそろそろ見据えていきたいです」#中大スポーツ pic.twitter.com/LNUHzAPCP6
様々な区間配置が予想される中でしたが、かなり正攻法の配置だったと思います。藤原監督のコメントだと、吉居大くんの調子が上がっていれば3区、中野翔くん6区、吉居駿くん1区になる予定だったとのこと。その分を差し引いても、十分戦える配置だなと感じました。この配置の一番のポイントは、4区の阿部くん、5区の溜池くんでしょうか。向かい風が強くなる4〜5区に、風に強い2人を配置して、攻める区間にしました。結果として総合3位を死守し、見事表彰台を獲得しました。
1区の吉居大くんは7割の体調だったそうですが、スタート直後に集団が遅いと判断すると、早々に見切りをつけ、240を切るペースで先頭に立ちました。途中ペースが落ちて後続に差を詰められるものの、最後まで粘って見事区間賞。吉居大くんらしいレース展開でしたが、7割でもこれだけ攻められる吉居大くんのポテンシャルの高さには、改めて感服しました。2区千守くんは、割と淡々と刻んでいるように見えましたが、結果的に区間新で区間3位。順位を1つ落としたものの、上の2人が順天堂三浦くん、駒澤佐藤くんということを考えると、十分どころか最高の結果だったと思います。むしろロード適性や長いところの実績を考えると、今後の駅伝での期待が膨らむ結果となり、3番でタスキを中野翔くんにつなぎました。3区は駒澤田澤くん、青山近藤くんなどなど、豪華メンバーが勢揃い。持ちタイムでは引けを取らない中野翔くんが、粘りの走りを見せてくれました。近藤くんとの並走が続き、最後は離されましたが、全体3番でタスキリレー。区間順位は7位でしたが、粘りの走りでタスキは阿部くんに繋がれました。
4区阿部くんは、箱根の山で向かい風を経験していることから、ここへの配置は納得ですが、全体としてもここと5区がポイントになりました。さすがに向かい風に強い阿部くん、ひょうひょうと走っているように見えました。2番手争いをした國學院は、主将の中西くんでしたが、かわされながらも食らいついて3番を死守しました。5区溜池くんは、1年生で駅伝デビュー戦。軸のぶれない安定した走りで、國學院との差を縮め、並走に持ち込みました。ラストで國學院をわずかに交わし2番でアンカーへ。区間順位も2位で、デビュー戦のルーキーにとって十分すぎる結果となりました。最長区間6区には、こちらもルーキーの吉居駿くんが抜擢されました。國學院は、ロードに滅法強い伊地知くんで、スタートから並走が続きました。坂の上りで伊地知くんに離されてからは単独走になりましたが、後続との差をしっかり保ち、粘りに粘って3番でフィニッシュ。区間順位も4位で、エース区間に起用されたルーキーが期待に応えてくれました。
久しぶりの出雲駅伝でしたが、出だしからしっかりペースに乗り、安定した走りで表彰台を確保しました。全日本に向けて、非常にいい流れができたと思います。