【10000m記録挑戦競技会】試合結果
箱根駅伝メンバー選考も佳境を迎えました。週末は学連記録会。気温が低いのは良かったですが、風が強く雨も吹きつけ、体感はかなり低く感じました。選手にとっても観戦する側にとっても、過酷なコンディションでした。
■10000m
03組 10着 藤村燦太 30:38.24
05組 14着 藤井拓輝 30:36.49
08組 01着 川崎新太郎 29:08.56
09組 15着 池田勘汰 29:08.30
09組 20着 井上大輝 29:29.47
09組 22着 千守倫央 29:45.29
09組 25着 助川拓海 30:19.77
10組 18着 三浦拓朗 28:56.44
11組 19着 倉田健太 29:55.46
12組 01着 大森太楽 29:09.35
12組 12着 若林陽大 29:28.44
12組 16着 手島 駿 29:44.12
出場選手12人中9人が自己ベストを更新するという、とても素晴らしい大会になりました。中でも最も印象に残ったのは、8組の川崎くん。1000mを256で入った集団の中団から、やや後ろ気味の位置取りでスタートしました。6000mまでは、3分を少し切るペースで淡々と進み、縦長集団の後方に川崎くんはいました。6000mを過ぎてペースが上がり、7000mが2034でしたが、しっかり集団についていました。255くらいのペースが続き、9000m過ぎ。残り1周でスパート、さらにラスト100mでは、さすが1500mランナーという猛烈な追い込みで後続を突き放し、組1番でした。去年は、日体大(7000mまで)から学連記録会と、しっかりペースを刻む走りでしたが、1年が経ち、さらにギアが上がった印象です。川崎くんの持ち味である、「クレバーなレース運び」が非常に光ったレースでした。
学連記録会の名の通り、この大会は当然記録を狙うべき大会ではありますが、今年はタイム以上に、選手が目的を持ち、やりたいことを意識して走っているように感じました。午前の藤村くん藤井くんは、7000mまでは集団で粘り、離されてもまた集団につく粘りを見せてくれました。7000m以降は課題かもしれませんが、見ている私達も意図を汲み取れる内容でした。また池田くんは、単独で押していき、後半も粘りました。課題を持って走りつつ、自己ベストを更新。去年よりも大きく成長していると感じました。
いよいよ次週の日体大が、箱根チームエントリー前(ほぼ)最後のレース。4年生がどこまで仕上げてきているか、新たな選手の台頭はあるか、楽しみに見ていきたいと思います。