【第266回日本体育大学長距離競技会】(10000m/1500m)試合結果
日体大行ってきました。久しぶりの午前からのレースだったので、気温が上がる前でコンディションは良さそうに思いましたが、日差しが厳しく選手にはかなり負担があったと思います。また夕方のレースは一転して大雨で、風も強く、夕方は夕方で厳しいコンディションでした。
■10000m
04組 08着 眞田 翼 30:52.86
04組 12着 岸 俊樹 30:56.58
04組 24着 谷澤竜弥 31:50.95
04組 DNF 森 智哉
05組 09着 井上大輝 31:02.96
07組 09着 冨原 拓 29:52.12
07組 21着 大森太楽 30:44.50
07組 23着 岩原智昭 30:50.73
07着 29着 岩佐快斗 31:20.86
先述の通り、午前中の組の選手には過酷なコンディションでした。5組の井上くんですが、後方からのスタートで、淡々と進めている感じでした。早々に集団がばらけて、後方の集団にいた井上くんは前を追うのが大変そうでしたが、5000m以降その集団から抜け出して、単独走になりながらも前を追いました。8000mからしんどくなり、ペースが落ちましたが、前回国士舘の10000mよりは、内容は良く感じました。暑さの影響もありましたが、もっとスムーズに前で進めていたら、30分台は間違いなく出ていたと思います。4組は後方から進めた眞田くんが、少しずつ順位を上げて8番でした。谷澤くんが積極的に行っていたので、そちらを気にしていたら、眞田くんがスルスルと上がってきていました。井上くん同様、もうちょっと前からだと面白かったかもしれません。それでも10000m2戦目で、だいぶ適応してきた印象です。初10000mの谷澤くんは、積極的に行って後半落ちました。誰でも当たる壁だと思いますので、ここからどうクリアしていくか、楽しみでもあります。
7組では、冨原くんが元気でした。積極的に前の集団でレースを進め、8000m過ぎまではしっかりついていました。8000m~9000mで少し落ちるも、フィニッシュは30分を切ってきました。体調が6割程度だったようですが、前回の世田谷同様、しっかり目標タイムには届いたようです。予選会とは別路線組になりますが、持ち前のスピードを箱根で見たいですね。一方の大森くん岩原くん岩佐くんは、動きがやや重い印象で、3人とも中団から後方で進めていました。体調面もあると思いますが、もっと前でうまく流れに乗れていたら、最後の踏ん張りがまた違ったかもしれません。
■1500m
09組 01着 田母神一喜 3:42.48
09組 10着 舟津彰馬 3:57.87
1500mの一番速い組には、錚々たるメンバーが揃いました。記録を狙いに行く組であったように思います。田母神くんを指導している横田真人コーチが、800mを157で引っ張り、その後ろに阿見AC楠くん舟津くん田母神くん早稲田飯島くんがいました。舟津くんは早めに離れましたが、田母神くんは楠くん飯島くんと先頭争いを繰り広げ、最後の直線は飯島くんとのデッドヒートでした。わずかに田母神くんが先着。記録は、前の週に更新した自己ベストには及びませんでしたが、今シーズンのラストレースも、しっかり記録が出ました。今シーズンは大きな怪我もなく、また積極的にレースに出場し、順調さが伺えました。来シーズンはいよいよ記録との戦いになりそうですが、まずは冬のトレーニングを怪我なく過ごしてほしいです。舟津くんは、前週の予選会からの連闘でした。時期が時期だけに、記録というより刺激の意味が大きかったと思います。ここから箱根につなげてほしいですね。
【第95回箱根駅伝予選会】試合結果
今年も箱根駅伝予選会がやってきました。天候は曇り、スタート時の気温は17度くらいで、コンディションは最高でした。
■総合結果
01位 駒澤大学 10:29.58
02位 順天堂大学 10:36.58
03位 神奈川大学 10:39.16
04位 國學院大學 10:40.38
05位 明治大学 10:41.06
06位 東京国際大学 10:45.39
07位 大東文化大学 10:42.16
08位 中央大学 10:42.55
09位 国士舘大学 10:45.39
10位 山梨学院大学 10:46.27
11位 上武大学 10:46.51
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12位 麗澤大学 10:48.41
■個人成績
001位 レダマ・キサイサ 桜美林大学 1:00:44
003位 ライモイ・ヴィンセント 国士舘大学 1:01:49
004位 ドミニク・ニャイロ 山梨学院大 1:01:50
005位 片西 景 駒澤大学 1:01:50
006位 堀尾謙介 中央大学 1:01:57
007位 浦野雄平 國學院大學 1:02:02
008位 阿部弘輝 明治大学 1:02:16
028位 中山 顕 1:03:20
035位 池田勘汰 1:03:34
053位 三浦拓朗 1:03:51
095位 矢野郁人 1:04:31
099位 舟津彰馬 1:04:33
110位 三須健乃介 1:04:43
143位 神﨑 裕 1:05:11
169位 関口康平 1:05:30
186位 二井康介 1:05:45
248位 安永直斗 1:06:59
253位 加井虎造 1:07:09
今年の予選会は、8位で本戦出場を決めました。絶好のコンディションだったので、スピードに任せて後半失速するのは避けたいというのが、各校の監督の思惑だったようです。スタート直後から、堀尾くん中山くんは、留学生の集団につけました。6kくらいにペースが上がったタイミングで、中山くんは後ろの集団にさがりました。その後ろは、舟津くんがPMする集団、さらにその後ろは関口くんがPMする集団がありました。堀尾くんは5k以降も、2番手集団でうまくペースに乗って、そのままスイスイ流れました。後半は順天堂塩尻くんには置いていかれたものの、駒澤片西くんと接戦で総合6位(日本人3位)でフィニッシュでした。タイムは61分台で、中山くんの中大記録を更新。内容も記録も、本当に素晴らしい走りでした。舟津くん関口くんも、遅れてくる選手をしっかりフォローするなど、フォアザチームに徹した影の立役者でした。
中山くんは、6k以降は堀尾くんの後ろの集団で粘っていました。その集団には、神奈川山藤くんなどがいて、ちょうどいいペースで前を追える状態かと思いましたが、15k以降で苦しくなったようです。20k通過が去年と20秒遅れくらいだったので、決して悪いタイムではないと思いますが、満足していないようでした。本戦までには、怪我なくしっかり合わせてきてほしいです。また、チーム内で上位に来た池田くん、三浦くん、矢野くん、三須くんは、5k~20kまでの5kごとのラップが、ほぼイーブンか、最低限の落ち込みで抑えていました(矢野くんは、15k~20kをビルドアップ)。チームの作戦であった後半勝負に徹することができていたように感じます。そのことを踏まえると、17.4k定点以降の落ち込みは、PMのリズムの変動や、不調選手の想定外の落ち込みだったと考えられます。「本戦への通過点」という位置づけで臨んだ予選会でしたので、想定よりはやや低い8位通過も、原因がはっきりしていることを考えれば、ここはこれでOKだと考えられます。PMを担った2人も、本戦へ向けリミッターを外してくると思いますし、後半の落ち込みという課題も、本戦へ向けて確実に調整してくると思います。今回エントリーから漏れた箱根経験者の畝くんや苗村くんも、虎視眈々と本戦エントリーを狙っているでしょう。
これで箱根本戦の区間配置を予想することができますが(これが一番楽しい時間でもあります)、今回の予選会で収穫と感じた点を挙げたいと思います。
・経験のある堀尾くんが、万全の状態で2区に入りそうです。区間上位争いが見えてきました。
・池田くんが大きく成長し、主力3人に迫ってきました。往路区間を任せられる存在になっており、主力3人のうち1人を復路に配する可能性がありそうです。
・復路向きの、矢野くん三須くんの台頭。予選会では、ここが一番の収穫だったと思っています。
・1年生三浦くんが、長距離へ適応してきました。
残りの2か月半、無事に調整して、お正月には元気な姿を見せてほしいです。
【30年度第3回世田谷陸上競技会】(5000m)試合結果
今年初の世田谷競技会に行ってきました。何か改装工事をしているという話はちらほら耳にしていましたが、観客席がまるっと無くなっていて驚きました。結構大規模な工事のようです。コンディションは雨、降ったり止んだりでした。気温は低く、走りやすかったと思います。
■5000m
07組 18着 南後海里 14:56.76
07組 23着 谷澤竜弥 15:00.32
07組 30着 岸 俊樹 15:18.07
08組 24着 眞田 翼 14:58.74
08組 26着 倉田健太 15:08.72
09組 22着 森 智哉 14:52.43
10組 17着 冨原 拓 14:31.27
10組 31着 井上大輝 15:15.73
10組 32着 手島 駿 15:54.14
全体的に3000mまでは、どの選手もリズムに乗って素晴らしい走りができていたように思います。3000m以降の落ち込みは、やはり疲労が残っていた影響かなと思いました。監督のコメントを見ると、予選会を含めた長距離レースへ適応する過程にあり、スピードが不足し、疲労も残っていたようです。また、体調不良からの復帰戦となった選手もいるようなので、理由は明確になっていますね。逆に、この秋~冬に長距離に対応してくれば、部内での競争が激しくなってくるので、楽しみになります。いい効果が生まれることを期待します。
【第265回日本体育大学長距離記録会】(5000m)試合結果
日曜日は、日体大に行ってきました。谷澤くん森智くん2名の出場でしたが、日差しが残る暑い中でのレースで、コンディションは悪かったです。
■5000m
24組 22着 谷澤竜弥 15:16.31
26組 21着 森 智哉 15:13.61
暑さの影響で、厳しいレースになりました。谷澤くんは序盤は中団のインにいましたが、徐々に遅れていきました。ペースは1000m3分を少し切るくらいでしたが、後半きつかったようです。ラスト1周は目のさめるようなスパートを見せてくれました。森くんの組のペースも、谷澤くんの組とは大きく変わりませんでした。森くんは序盤は中団から、2000m以降は前の方でレースを進めていましたが、3000m過ぎで大きく遅れてしまいました。2人とも厳しい内容でしたが、次につなげて欲しいです。
【第6回国士舘大学競技会】(10000m)試合結果
国士舘大に行ってきました。日体大とのWエントリーでしたが、コンディションを考慮してか、国士舘大になりました。十種競技の進行の影響で、約30分スタートが遅れましたが、日差しはなくなりだいぶ涼しくなりました。湿度は高かったと思います。
■10000m
01組 01着 中山 顕 29:32.9
01組 02着 堀尾謙介 29:33.6
01組 04着 三浦拓朗 29:43.8
01組 05着 池田勘汰 29:49.2
01組 06着 三須健乃介 30:08.0
01組 07着 矢野郁人 30:15.6
01組 09着 加井虎造 30:20.6
01組 神崎 裕 30:28.0
01組 安永直人 30:41.8
01組 二井康介 30:51.2
01組 岩佐快斗 30:41.8
01組 舟津彰馬 30:54.7
01組 岩原智昭 30:59.3
01組 冨原 拓 31:11.7
01組 関口康平 31:15.1
01組 岸 俊樹 31:16.0
01組 大森太楽 31:24.7
01組 井上大輝 31:55.3
01組 倉田健太 32:21.2
01組 眞田 翼 32:24.7
01組 南後海里 32:36.1
※陸上部Twitter速報よりデータをお借りしました。後ほど正式タイムと順位を更新します。
このレースが、箱根駅伝予選会の部内選考レースになりました。堀尾くんが積極的に集団を引っ張って、400m71~1000m258くらいの、30分切りペースを作りました。堀尾くんの後ろには、三浦くん池田くん三須くん二井くん加井くんらがつき、中山くんは後方からでした。また舟津くんは、序盤堀尾くんと先頭を引っ張る場面がありましたが、その後下がって、遅れてくる選手を鼓舞していました。5000mは堀尾くんが引っ張って、1449で通過。この辺りからだいぶばらけてしまいましたが、三浦くん池田くん三須くんはしっかりつけていました。また後半に入り、中山くんがビルドアップ。しっかり先頭集団を捉えてきました。終盤で三浦くんが先頭に出るシーンがあったりなど、先頭集団のメンバーはだいぶ仕上げて来ている印象を受けました。ラストは中山くん堀尾くんが並んでゴールでした。
きっちりペースメイクし、最後もスパートを決めた堀尾くん、後ろから上げいき、単独走でもビルドアップして、最後はしっかり1番を取った中山くんは、別格でした。舟津くんは、終始溢れる選手を鼓舞し続けていました。昨年の予選会上位3選手は順調そうでした。池田くん三須くんも春シーズンの好調維持。またロード得意の矢野くんも、後半を意識した走りで、トラックでベストを更新してきました。合宿後で疲れが抜けていない中でのレースだったかと思いますが、結果が振るわなかった選手も、残り3週間悔いの無いよう目一杯仕上げてほしいです。
【第87回日本インカレ(3日目)】(800m予選/準決勝)試合結果
遅くなりましたが、全日本インカレ3日目の結果です。後半の2日は、観戦には行けませんでした。
■800m予選
04組 01着 田母神一喜 1:54.17
■800m準決勝
03組 01着 田母神一喜 1:54.77
初日2日目と1500mを2本走った田母神くんですが、2種目目の800mは、余裕の通過でした。予選は早稲田飯島くん亜細亜鹿居くんなどの強豪が揃いましたが、余裕を持って1番でゴールでした。続く準決勝も、(またまた)飯島くんと同じ組でしたが、しっかりと決勝を決めました。オフシーズンから春にかけて順調に練習を積めた成果を、しっかり出し切っていますね。疲れが気になるところですが、決勝が非常に楽しみになりました。