中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
※ブログ引っ越しました

【3月14日】(各地区レース)_第24回日本学生ハーフマラソン選手権大会

去年はコロナの影響で中止になった学生ハーフですが、今年は人数制限を設け(足切りタイム設定)、無観客で開催されました。コンディションはかなりの強風、しかも駐屯地周回コースに変更されたため、吹きさらしになり、タイムは期待できないコンディションでした。

 

ハーフマラソン

01位 鎌田航生 法政大 1:03.00

02位 鈴木芽吹 駒澤大 1:03.07

03位 島崎慎愛 國學院大 1:03.08

04位 藤木宏太 國學院大 1:03.09

05位 小林 歩 駒澤大 1:03.09

06位 伊豫田達弥 順天堂大 1:03.12

07位 栗原啓吾 中央学院大 1:03.24

08位 中谷雄飛 早稲田大 1:03.31

 

013位 助川拓海 1:03.42

027位 中澤雄大 1:04.29

037位 園木大斗 1:05.03

106位 手島 駿 1:08.34

 

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今年は10000mの持ちタイムで足切りが行われた影響で、中大からは4人のみの出場となりました。ライブ配信はなく、5kごとの通過動画が公式ツイッターでアップされる状況だったため、誰がどの辺にいるなどの詳細な状況はわからず、「先頭集団にCマークがいるな」くらいの情報でした。

 

だいたい10kくらいまでは、ほぼ全員が先頭集団もしくは先頭集団のすぐ後ろあたりに確認できました。中澤くんは独特のフォームで、位置取りは確認できました。手島くんは、後半苦しい走りになってしまいましたね。終盤になっても助川くんは集団から落ちずに粘り続け、見事に大幅自己新記録を達成しました。タフなコンディションで自己ベスト、しかも各校のエース格に割って入る13番は、かなり素晴らしい結果です。タイムは度外視できますので、中澤くん園木くんも着を拾って踏ん張りました。

【2月27日】(各地区レース)_平成国際大学冬季10000m競技会

事前にあまり公表されていなかったようですが、平成国際大で10000mのチャレンジ記録会が行われたようです。

 

■10000m

01組 02着 小林龍太 30:29.91

01組 03着 藤村燦太 30:24.94

01組 04着 湯浅 仁 30:31.77

01組 08着 植村優人 30:55.02

01組 12着 谷澤竜弥 31:22.29

01組 13着 藤井拓輝 31:22.75

全員持ちタイムからすると遅い組にエントリーされていたので、強化練習の一環なのかなと思いました。こういう場面では、確実に着を拾っていくことが重要になると思いますが、小林くんが復帰わずかで素晴らしい走りを見せてくれたようです。藤村くん湯浅くんも、安定しています。実力的にはもう2つくらい上のレベルではあると思うので、春のトラックシーズンでのさらなる飛躍に期待です。

【2月27日】(各地区レース)_第36回U20日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走

クロスカントリー日本選手権も、予定通り開催されました。中大からは、現役学生の出場はありませんでしたが、新入生が2名出場しました。

 

■U-20(8km)

017着 佐野拓実 洛南 24:26

106着 矢萩一揮 倉敷 25:48

 

佐野くんはこの冬順調にレースを消化できていますね。そして全体の17番とは、地味ながらも立派な成績だと思います。一方矢萩くんは、都大路以来でしょうか。不本意な成績ではあるものの、まずは怪我なくトレーニングできているようで、良かったです。まずは無事に入寮に向けて。

【1月31日】(各地区レース)_南山城村高山ダム駅伝

全く事前情報はありませんでしたが、新入生の佐野くんが、地元の駅伝に出場いたしました。

 

南山城村高山ダム駅伝

01区(2.6km) 02位 佐野拓実 洛南B 7:13

 

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タッチの差で、同じ洛南高校のAチーム山崎くんに区間賞は奪われましたが、引き続きこの冬の時期にしっかり走れているようです。さすがにスピード区間は得意なようですね。

 

こうした小さな大会でも、現状において開催されることは大変貴重なことなので、開催にご尽力された皆様には感謝いたします。駅伝の場数を踏む数少ないチャンスです。

【1月24日】(各地区レース)_第199回東海大学長距離競技会

中央大学としては箱根後初めてになる記録会に出場しました。この日は冷たい雨に加えて強風という悪コンディションで、タイムを狙うには厳しい状況でした。

 

■10000m

03組 01着 小林龍太 30:24.60

03組 07着 藤井拓輝 30:46.26

03組 14着 倉田健太 31:49.98

04組 08着 居田優太 30:15.54

04組 12着 藤村燦太 30:40.54

04組 17着 谷澤竜弥 31:52.71

04組 18着 植村優人 31:58.14

05組 02着 湯浅 仁 29:48.73

05組 03着 井上大輝 29:53.88

05組 05着 田井野悠介 29:56.41

 

状況はつかめませんが、結果を見てまず、「しっかり着を狙いにいった」と思ったのが率直な感想です。3組の小林くんは、前年箱根にエントリーされた実力者で、ようやく本来の力が戻ってきた印象です。5組は着順にも現れているように、3人とも安定感が増しました。湯浅くん田井野くんあたりは、ロードでも面白そうなので、ぜひ今後のロードの大会で見てみたいですね。居田くんは花田コーチが、「一歩前進する走り」と評すように、積極的にレースを組み立てたのかと想像します。タイムは度外視すべきですが、それ以上に内容は良かったようです。

【1月16日】(各地区レース)_2020年度第9回京都陸協記録会

箱根駅伝の興奮が冷めやらぬ中ですが、新入生が早くも記録会に出場しました。

 

■5000m

08組 10着 佐野拓実 洛南 14:35.59

 

持ちタイムで圧倒的な洛南若林くんが1408で組トップ、その後は20秒台〜30秒台に集中しているので、なかなかペースが上がらない中、若林くんだけが飛び抜けて強かったという印象です。

 

佐野くんは、これが高校最後のレースになるのでしょうか。まずは継続して走れていること、タイム的にも言うほど悪くないことを考えると、順調なのかなと思います。この時期に怪我で練習を積めず入学してくる新入生は多いので、怪我に注意しつつ、継続した練習に取り組めることを願います。

【第97回箱根駅伝】(復路回顧)

続いて復路になります。

 

6区若林陽大:区間05位(58:45)】

仕切り直しの往路山下りは、去年に引き続いて若林くんでした。4チームが一斉スタートでしたが、そこからいち早く抜け出すと、去年同様いいペースで定点を走り抜けました。芦之湯区間4位、小涌園区間6位、大平台区間7位と、崩れることなく下りました。課題の下りきった平地3kも、逆にしっかり走り切ることができ、区間5位でタスキリレーしました。仕切り直しとしては、これ以上ない最高のスタート。まだ諦めない気持ちと相当なプレッシャーの中で、持ち味を十分発揮して流れを引き寄せ、中大記録で走りきった若林くんは、個人的にMVPだと思っています。

 

7区中澤雄大区間05位(1:04.07)】

前の国士舘が見える位置でタスキをもらった中澤くんですが、すぐに追いついて並走に持ち込みました。しかしすぐに突き放し、単独走でグイグイ追って、拓殖までとらえてかわしました。二宮の定点では区間4位で、走行順は14番まで持ってきました。さらに前を行く明治を追って、単独走で押していきました。明治までは届かなかったものの、区間5位、明治に27秒差まで迫りました。中澤くんの強みは、抜群のロード適性とクレバーさ。単独走でも押せて、集団の駆け引きにも強い。ミスター駅伝と言っても過言ではないでしょう。ロードの鬼が、怪我から完全復調を遂げました。

 

8区三浦拓朗:区間07位(1:05.08)】

満を持して、「4本柱」の三浦くんが8区に当日変更で登場。もう突っ込むしかない状況で、予定通り突っ込んで入りました。茅ヶ崎の定点で区間1位。城西と並走でした。そこから城西を突き放し、前を行く明治を追いましたが、明治大保くんは区間賞の走りを見せ、かわすことはできませんでした。遊行寺区間5位、影取で区間6位と、突っ込みながらも粘りを見せて、区間7位で手島くんに繋ぎました。シード権に向けてはこれしかないというレースをし、最後もしっかり粘れた三浦くんは、さすがにエースという印象でした。また、復路に三浦くんを配置できるのは、他チームにとっては驚異であったと思います。

 

9区手島駿:区間07位(1:10.08)】

復路エース区間は、距離に強い手島くんでした。権太坂では区間4位で追い上げながら、落ちてきた神奈川大と並走。その後は完全な単独走となって、必死に前を追いました。横浜駅では区間8位、生麦でも区間8位。しっかりペースを刻んで、区間7位で10区へ。大会前から単独走の練習の写真が公式インスタグラムにアップされていたので、本来大森くんが入るこのポジションにくるのかな、という予感はありました。走れなかった大森くんの分まで、しっかり押し切りました。昨年の走り初めでは辛酸を舐めた手島くんですが、この1年間本当に粘り強くなり、高い位置での安定感が増しました。

 

10区川崎新太郎:区間5位(1:10.31)】

ラスト10区は、もはや職人とでも言うべき川崎くんが出場しました。戦前個人ブログで、10区の攻略法や仕掛けのタイミングなどを細かく公表していた川崎くんですが、希望通りの10区に配置です。蒲田では区間12位ながらも、しっかり302ペースをキープ。新八ツ山橋で区間5位、田町で区間4位と、いつも通り精密機械のような刻みを見せてくれました。大手町には区間5位にてフィニッシュ。これにて陸上競技にはピリオドを打つようですが、本番に向けた調整力の高さ、単独走でもしっかり刻める正確さは、後輩たちのいいお手本になったと思います。サプライズのような調整法も見せてくれた川崎くん、4年間お疲れさまでした。

 

復路は大健闘の3位。青山学院、駒澤以外には勝っているわけで、1年間の練習は間違いではなかった証左になることと思います。逆に、往路の不調の原因は何だったのかを探すのは難しいことと思います(他の有力校も大きく順位を落としていた)。もちろんチーム全体としての原因分析も必要ですが、今回は各区間の分析や個人の分析にフォーカスを当てることもより重要になってくると個人的には感じています。負けは負けですが、いずれにしても力負けではないことは間違いないことだと思っています。