【第3回中央大学記録会】(5000m/10000m)試合結果
遅くなりましたが、中大記録会の結果です。久しぶりの中大記録会で中大に行きましたが、やはり母校は落ち着きますね。ただ学生時代から、室内プールの横を通ってグラウンドに行くのは、なぜか勇気がいりましたが、それは今でも変わっていません。当日はギリギリ雨は降りませんでしたが、気温が高く、かなり蒸し暑いコンディションでした。
■5000m
01着 二井康介 14:33.40
02着 倉田健太 15:00.12
04着 岸 俊樹 15:28.66
05着 南後海里 15:29.95
06着 佐々木遼太 15:39.31
09着 井上大輝 15:48.02
12着 森 智哉 16:11.31
中山くん加井くんなどがPMを務めて、入りの1000mが250くらいだったと思います。序盤から集団が割れて、先頭集団はレースを引っ張る中山くん加井くん堀尾くんに加え、二井くん倉田くん岸くんが取り付いていました。徐々にペースは落ちる中、二井くんはピタリと中山くんに付き、その後ろでは倉田くんが粘っていました。中山くんが離脱後は二井くんの独走となり、シーズンベストで1番でした。2番の倉田くんに30秒近い差をつけるなど、二井くん本来の力強い走りが戻ってきました。本当に本当に嬉しいですね。2番の倉田くんも、最後は離されるも粘りに粘っていました。法政大の5000から安定した順位で走れており、伸びていますね。岸くんや佐々木くんも復帰し、結果以上に非常に内容の濃いレースだったと感じました。
■10000m
01着 池田勘汰 30:08.78
02着 安永直斗 30:34.79
03着 冨原 拓 30:47.28
04着 三須健乃介 30:47.70
05着 神崎 裕 30:52.52
06着 岩原智昭 31:17.23
07着 矢野郁人 31:39.83
08着 川崎新太郎 31:52:52
09着 萩原璃来 32:06.36
10着 大森太楽 32:15.08
全日本予選会エントリーメンバーの事実上の選考レースでした。ここでも堀尾くん中山くん関口くんらがPMを務めました。関口くんを先頭に1000mを257で通過し、その後2000mは堀尾くんが先頭で555で通過(関口くんは下がって、遅れ気味の選手に檄を飛ばしていました)なので、だいたい300切り~30分切りがひとつの目安なのかなと思いました。関口くん堀尾くん加井くんが5000mまで、中山くんが6000mまで引っ張り、やはり30分を少し切るペースメイクでした。中山くんが離脱した後の集団は、先頭集団が池田くん安永くん、少し遅れて冨原くん、そのだいぶ後ろに岩原くん三須くん神崎くんの集団でした。池田くん安永くんの先頭集団は、中山くん離脱後73~74までペースが落ち、30分前半の勝負になりました。終盤で池田くんが一気に突き放し、1番でゴール。暑さも加味すると、タイムもほぼ予定通りだったのかと思います。本番ではタイムより、先頭との秒差が大事になってきますので、順位は関係なく池田くんと秒差でなだれ込む、というような展開が理想でしたが、厳しかったですね。本番までに調整して欲しいです。
【6月8日】(国内トラックレース)試合結果
遅くなりましたが、6月8日に行われたトラックレースの結果です。
■第18回アジアジュニア陸上(10000m)
04位 三浦拓朗 30:55.80
仕事の合間にライブ中継をチラチラと見ていました。1000mは250くらいの入りで、その後三浦くんは中谷くんが引っ張る先頭集団についていました。表情は余裕があるように見えました。中継が切り替わったり離席などで、中盤はほとんど見られず、終盤で4番まで遅れてしまっていました。ちょっとレース間隔が空いた影響かなと思いますが、まずはしっかり走れたことは、月末の予選会につながると思います。
【6月2日】(国内トラックレース)試合結果
遅くなりましたが、6月2日に行われた、国士舘大学競技会の結果です。
■3000m
03組 01着 眞田 翼 8:27.04
03組 02着 井上大輝 8:33.48
03組 09着 石田光輝 8:39.45
03組 10着 谷澤竜弥 8:40.36
試合を見ていませんので詳細はわかりませんが、眞田くん強いですね。タイムだけ見ると、5000m換算で1405くらいかと思うので、順調に来ていることが伺えます。井上くんも14分10秒台、石田くん谷澤くんも、自己ベスト辺りのタイムになりますね。春先は結果が出なかった1年生が、徐々に戻しつつあります。次は5000mがターゲットになってくると思いますが、厳しい季節にしっかり結果を残して欲しいです。
【第97回関東インカレ(4日目)】(ハーフマラソン決勝/800m決勝/5000m決勝)試合結果
インカレ最終日になりました。日差しが照りつけ、かなり厳しい暑さになりました。選手にも観戦者にも、だいぶ厳しいコンディションでした。
■ハーフマラソン決勝
01着 ドミニク ニャイロ 山梨学院大 1:03.49
02着 湯澤 舜 東海大 1:04.41
03着 金子元気 城西大 1:04.48
04着 西田壮志 東海大 1:05.00
05着 真柄光佑 早稲田大 1:05.06
06着 大畑和真 法政大 1:05.08
07着 湊谷春紀 東海大 1:05.09
08着 難波皓平 順天堂大 1:05.15
23着 関口康平 1:07.41
43着 岩佐快斗 1:11.59
ギオンスタジアム周辺の周回コースでした。スタジアム内では、関口くんが前の方、岩佐くんは最後方でじっくり進めている感じでした。スタジアムを4周する間に、スローペースに落ち着きました。周回に入って10kくらいまでは、法政大勢や東海大勢、山梨学院ニャイロくんなどが含まれた大集団に、関口くんが確認できました。岩佐くんは周回に入ると、最後方のままさらに遅れ、単独走になっていました。13kくらいから関口くんも遅れ始め、そこから先頭との差がひろがってしまいました。かなりの暑さだったので、やむを得ないところもありますが、持ち前の後半の粘りが影を潜めていました。岩佐くんは、最後方のまま、差が広がる一方でした。大きなテーピングがあったので、どこか体調が悪いのか、心配です。
■800m決勝
01着 西久保達也 早稲田大 1:48.33
02着 梅谷健太 順天堂大 1:48.44
03着 瀬戸口大地 山梨学院大 1:48.56
04着 有馬 龍 日本体育大 1:49.01
05着 小林航央 筑波大 1:49.46
06着 飯島陸斗 早稲田大 1:49.62
07着 林 貴裕 順天堂大 1:50.19
08着 田母神一喜 中央大 1:56.96
昨日不運に見舞われた田母神くんの、リベンジの決勝戦でした。「逃げ」で予選から49秒台の好タイムで勝ち進んできた日体大有馬くんが、ここでも先手を奪いました。400m通過は53でしたが、1周目のホームストレートでは、縦長になっていました。田母神くんは最後方から。残り200くらいから上げていく作戦かと思いましたが、前が全く止まらず、田母神くんも追い上げきれませんでした。悔いの残る結果だと思いますが、次戦でリベンジを期待します。
■5000m決勝
01着 パトリック マゼンゲワンブィ 日本大 13:45.30
03着 阿部弘輝 明治大 14:03.12
04着 鬼塚翔太 東海大 14:10.38
05着 相澤 晃 東洋大 14:10.88
06着 西嶋雄伸 城西大 14:11.64
07着 太田智樹 早稲田大 14:12.23
08着 西山和弥 東洋大 14:13.41
29着 中山 顕 14:48.53
34着 手島 駿 15:53.08
スタートから、順天堂塩尻くんが先頭で引っ張りました。最初の1000mは243で、暑さを考えるとなかなかのペースでした。中山くんは中団、手島くんは中団やや後ろでした。2000mでは、中山くんが集団最後方、手島くんは遅れ始めてだいぶ離されました。3000m手前で中山くんの表情を見たときは、だいぶ苦しそうでした。中山くんは先頭集団から切れた後ろの集団、法政大坂東くんや東海大關くんらと並走していましたが、そこから再度前の集団に取り付こうと、追っていきました。しかし今日はそこから粘れず、坂東くんと再度並走する形になりました。最後はスパートの余力もなく、厳しい結果でした。位置取りが後ろ過ぎたかな、という印象と、やはり暑さがこたえたのかなと感じました。手島くんは徐々に遅れていきましたが、一気にガタッと落ちました。脱水などの体調の変化があったように思います。
【第97回関東インカレ(3日目)】(800m予選/800m準決勝/3000mSC決勝)試合結果
関東インカレも後半戦に入りました。昨日一昨日に引き続き、暑い日になりました。
■800m予選
05組 02着 田母神一喜 1:53.70
1500mでの入賞から一夜明け、今日から800mが始まりました。田母神くんは5組に出場。スタート直後から中団につけて、400mを57くらいで通過しました。残り200m手前で1段ギアを上げて2番手へ、直線に向いてさらにギアを上げて、後続を離しました。最後は様子を見て流しましたが、2番で準決勝進出でした。力が違いましたね。
■800m準決勝
01組 05着 田母神一喜 1:51.41
準決勝は、1500で優勝した東海大舘澤くん、筑波大小林くん、早稲田飯島くんといった強豪と同じ組になりました。オープンレーンになると、1500決勝同様小林くんが先手を奪い、山梨学院瀬戸口くんが2番手、3番手に田母神くんでした。400mを54で入り、残り300で飯島くんが上がりました。田母神くんは3番手をキープし、残り200で上げようとした瞬間、小林くんと接触しました。大きく外に振られ、直線に入って猛追するも、組5番でした。しかし次の組のタイムが伸びず、タイムで拾われ決勝に進みました。大きなアクシデントに見舞われましたが、気持ちを切り替えて、決勝では爆発させて欲しいです。
■3000mSC決勝
01着 青木涼真 法政大 8:42.11
02着 小室 翼 東洋大 8:43.62
03着 三上嵩斗 東海大 8:47.46
04着 阪口竜平 東海大 8:51.94
05着 吉田 匠 早稲田大 8:54.33
06着 足立直哉 東海大 8:59.20
07着 小松力歩 日体大 8:59.63
08着 岡田 望 早稲田大 8:59.87
10着 萩原璃来 9:13.88
法政大青木くん、東海大阪口くんなど、錚々たる顔ぶれが揃いました。スタート直後から阪口くんが先手を奪い、1000mを252で通過。この時点で数名がこぼれ始め、萩原くんは先頭集団の後方で粘っていました。次の1000mも阪口くんが引っ張って253でした。フィニッシュ予想は8分40秒と、かなりのペースでした。こうなってくると、萩原くんは持ちタイムで分が悪くなってきます。徐々に遅れ始め、入賞ライン争いに加われるかというところでした。そこに序盤で遅れをとった集団が伸びてきて、最終的には10番争いでした。859の自己ベストを持つ萩原くんですが、今シーズンはまだ9分切りが無く、入賞ラインが8分台となると、さすがに厳しくなりますね。次はどの路線で行くのかはわかりませんが、練習は積めているようなので、上積みに期待します。
【第97回関東インカレ(2日目)】(3000mSC予選/1500m決勝)試合結果
関東インカレ2日目観戦しました。今日は昨日よりも暑くなるということで、万全の準備で行きました。猛烈な風が常時吹いていて、すでに報道の通り、走幅跳では凄まじい記録が連発されました。
■3000mSC予選
01組 11着 森 凪也 9:26.32
02組 06着 萩原璃来 9:04.97
1組目の森くんは、1年生らしく積極的に先手を取りに行きました。1000mの通過は、3分を大きく超えていたと思います。スローに落として、余裕を持って走れているかな、という印象でした。しかし風の影響か、だいぶ体力を消耗したようです。最後は大きく遅れて、後続に差されてしまいました。中団で風を避けて、温存した選手が上位に来ており、その辺の上手さも出ましたね。阪口くんら一線級との戦いも、大きな糧になることと思います。萩原くんは、番手からレースを進めていました。森くんの組よりペースは速かったですが、しっかり好位置をキープ。集団が徐々にふるい落とされて、ラストの水濠の前では4人になり、通過は確実かと思いました。最後の障害を越えて、アクセルを緩めたと同時に後続の猛追にあい、着順では通過できませんでした。ペースが速かったので、タイムで拾われました。明日の決勝はしっかり出し切り、入賞を掴み取って欲しいです。
■1500m決勝
01着 館澤亨次 東海大 3:51.30
02着 清水鐘平 山梨学院大 3:51.69
03着 小林航央 筑波大 3:51.85
04着 田母神一喜 中央大 3:52.30
05着 飯島陸斗 早稲田大 3:52.52
07着 河村一輝 明治大 3:53.33
08着 原田凌輔 順天堂大 3:53.59
12着 舟津彰馬 4:00.39
関東の中距離のエース達が全員揃った、超豪華なメンバーで決勝が行われました。しかしその分展開も読めず、風も大きく影響しそうでした。スタート後、押し出されるように筑波大小林くんが先頭に出て、田母神くんがそのすぐ後ろ、舟津くんは中団からでした。400が64でスローペース。多くの選手が東海大舘澤くんを意識しているような感じでした。ラスト1周を前に、舟津くんが舘澤くんより先に動いてラスト1周へ。2番手で田母神くんと舟津くんが並ぶような形になりました。しかしずっと外を回された舟津くんは、残り200で失速。舘澤くん、小林くん、清水くん、田母神くんの直線勝負になり、田母神くんは惜しくも4着でした。去年の借りは返せましたが、まだまだ出せると思いますので、800でも好勝負を期待します。舟津くんは、外外を回されて脚を使ってしまったのか、ラスト200で止まってしまいました。次走はまだわかりませんが、巻き返しに期待します。
【第97回関東インカレ(1日目)】(1500m予選/10000m決勝)試合結果
いよいよ今年も関東インカレが始まりました。今日は午後一時的に雷雨に見舞われたものの、日中は日差しのきつい1日になりました。長袖ではとても耐えられず、Tシャツになりました。
■1500m予選
01組 01着 舟津彰馬 3:51.62
03組 04着 田母神一喜 3:48.70 ※タイムで決勝
まずは舟津くんが先陣を切りました。いつものように積極的に前でレースを進めましたが、ペースはあまり速くありませんでした。序盤は番手に控えましたが、早々に先頭に立つと、そのまま先頭を譲らず、1着で決勝進出を決めました。タイムからもわかるように、だいぶ余裕を持ったレースでした。明日の決勝は、リミッターを外してきそうですね。田母神くんも、舟津くん同様前でのレースでした。舟津くんの組よりはだいぶ流れていたようです。前に行った分、最後直線のキレが鈍ってしまったのかもしれませんが、4着でした。前も止まりませんでしたね。タイムは出ていたので、タイムで決勝進出になりましたが、田母神くんには、決勝では目の覚めるような直線のキレを見せて欲しいです。
■10000m決勝
01着 パトリック マゼンゲワンブィ 日本大 28:21.45
02着 ドミニク ニャイロ 山梨学院大 28:25.55
04着 西山和弥 東洋大 28:54.82
05着 川澄克弥 大東文化大 29:04.65
06着 橋本龍一 順天堂大 29:07.79
07着 相澤 晃 東洋大 29:08.27
08着 中山 顕 中央大 29:09.08
33着 加井虎造 30:47.78
各校のエースが揃った戦いになりました。スタート直後〜序盤は、中山くんは留学生の後ろで順天堂塩尻くんと同じくらいの位置、加井くんはさらにその少し後ろでした。最初の1000mが249、2000mが546(257)と、序盤は安定しないペースでした。加井くんは前で積極的にチャレンジしましたが、徐々に落ちてしまいました。4月の日体大では、速いペースでもしっかりまとめていたので、ちょっと残念でした。中山くんは前で好位置をキープしましたが、中盤に入る頃で後ろに下がってから集団が切れてしまって、留学生の集団から離れてしまいました。しかし、後ろの入賞争いをする集団で粘り、さらにそこからペースを上げて集団から抜けると、もっと上を目指そうと、5番手の大東文化大川澄くんを単独走で必死に追いました。7000mあたりの一番きつい場面で上げていけるというその強い気持ちには、大きく胸を打たれました。川澄くんを捉えることはできなかったものの、8位入賞。内容もかなり立派だったと思います。