中央大学陸上競技部長距離ブロックと作新学院硬式野球部と
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【10月23日】(箱根駅伝予選会)_試合結果

箱根駅伝の予選会が、例年より1週間遅く開催されました。今年は去年の雨天とは打って変わって、晴天の中での開催となりました。

 

■総合成績

01位 明治大学 10:33:22

02位 中央大学 10:37:38

03位 日本体育大学 10:39:32

04位 山梨学院大学 10:41:15

05位 神奈川大学 10:41:57

06位 法政大学 10:42:12

07位 中央学院大学 10:43:08

08位 駿河台大学 10:44:47

09位 専修大学 10:44:58

10位 国士舘大学 10:45:41

 

■個人成績

013着 吉居大和 1:02:51

032着 阿部陽樹 1:03:28

036着 手島 駿 1:03:30

040着 中澤雄大 1:03:34

061着 田井野悠介 1:03:52

074着 湯浅 仁 1:03:57

076着 東海林宏一 1:03:58

078着 助川拓海 1:03:59

082着 中野翔太 1:04:03

107着 森 凪也 1:04:26

173着 三浦拓朗 1:05:22

283着 山平怜生 1:07:14

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総合2番で、予選会を突破しました。日差しが強く差す中で、留学生が牽制し合い、はじめの1kが300を少し切る程度のスローな流れでスタートしました。個人的な目線では、吉居くん中野くんがフリー(あるいは第1集団)、第2集団を手島くん三浦くんがマネジメント、第3集団を森凪くんがマネジメント、という形に見えました。日本人先頭集団についていた吉居くんは、設定ペースうんぬんというよりは、冷静に状況を見ながらリズムに乗っており、虎視眈々と狙っているようでした。最後は離されましたが、(去年からの)コンディションが変化するハーフへの対応力を見せてくれました。中野くんは後半落としてしまいましたが、最低限まとめてきたのは才能なのかと思います。

 

手島くんを中心にした集団は、中澤くん阿部くん三浦くんの4人でしょうか。5kをゆったり入り、5k〜10kを約10秒ビルドアップ。そこから15k、20kとほぼイーブンで押し切りました。周りに左右されず、チームの作戦のみに集中していた感じでした。手島くんのマネジメントが光った集団だったと思います。個人的には、周りを好走に導いた手島くんがMVPだと思っています。三浦くんの落ち込みが気になりましたが、調子が合わなかっただけならば、何も問題はなさそうです。3人ともほぼ揃ってゴールでしたが、ラストはやはりスピード上位の阿部くんに分がありましたね。1年生のハーフデビュー戦、しかも公式戦で63分半は、ひと昔前では到底考えられませんでしたが…。

 

その後ろは、森凪くんを中心に助川くん田井野くんらの集団で、5kでは前の集団とは10秒遅く入りました。この集団は、10kで一度ビルドアップし、10k〜15kで少し落としたあと、15k以降で再度ビルドアップしました。走破タイムを見て分かる通り、このメンバーも前の集団同様なだれ込むようにゴールしました。最後まで崩れず、設定通りに走りきれた証左でしょう。5kごとのペースも、全員ほぼ一定だったということもすごいですね。森凪くんは、春と比べると間違いなく上向いていますが、集団トップは欲しかった印象です。ロードもアップダウンも問題ないことはわかっているので、次の全日本大学駅伝でのリベンジに期待です。山平くんは、初ハーフの洗礼を受けた形になりました。

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まずは予選会を突破してひと安心ではありますが、再来週には全日本大学駅伝が待っています。疲労を考慮しながら、トライアル組とのエントリー争いになりますが、今日の結果を受けて、後半の長距離2区間がどうなるのか、個人的には混沌としています。とはいえ、まずは疲労をしっかり抜き、万全な状態で臨んでほしいです。選手の皆さん、本日はお疲れさまでした。

※写真は以前撮影したものを使用しています。

【11月7日】(秩父宮賜杯第53回全日本大学駅伝対校選手権大会)_チームエントリー

全日本大学駅伝のチームエントリーが発表されました。中央大学としては、実に9年ぶりの出場となります。

 

【チームエントリー】

4年:井上/手島/三浦/森凪

3年:助川/田井野/中澤

2年:伊東/中野翔/湯浅/吉居

1年:阿部/東海林/矢萩/山口/山平

箱根予選会組をメインに、トライアル組上位からもエントリーされ、だいぶバランスが取れたメンバー編成になりました。1年生5人には驚きましたが、本戦から逆算した場合に、シード権をターゲットにできる最高のメンバー選出なのかと思います。ポイントは、箱根駅伝予選会から中1週となるため、予選会組の疲労をいかにマネジメントできるか。特に後半の長距離2区間は、勝負のゆくえを左右し、かつ箱根本戦で重要区間を担う選手の見極めもあると思います。

 

もし仮に万全(疲労回復が想定内)ならば、チャレンジを意識した幅広いプランが組めそうなメンバー構成であり、そのプランによっては、今後のイメージがさらに膨らみそう(≒嬉しい誤算)です。前回の箱根出場選手は、経験値をさらに上げて今後のレースをよりストラテジックに、未経験の選手は、ここでの経験が大きな糧になるかと思います。

 

区間エントリーまでは約2週間ありますので、9年ぶりの「全日本区間妄想」に勤しみましょう。

【10月23日】(箱根駅伝予選会)_チームエントリー

来週23日に行われる、箱根駅伝予選会のチームエントリーが発表になりました。

 

4年: 倉田/手島/三浦/森凪

3年: 助川/田井野/中澤

2年: 中野翔/湯浅/吉居

1年: 阿部/東海林/矢萩/山平

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エントリー前に判明した園木くんの故障の影響は大きいですが、順調に夏を過ごせたメンバーが、しっかりエントリーされました。若林くん千守くんが漏れ、1年生4人エントリーは、やや順調さを欠いたのかもしれませんが、近況を見ると、チームとしてのベストかなと思います。

 

残された2週間弱で、どのような作戦を練るか。12人は誰になるのか。天候がどうなった場合でも対応できる柔軟性も必要になります。まずはしっかり体調を合わせて、勝ち切る確実性が重要になってきますが、初ハーフになる1年生が気負わないように、上級生がどうリードしていくかも重要ですね。

 

※写真は2018年のものです。

【6月19日】(各地区レース)_秩父宮賜杯第53回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

2年ぶりに全日本予選会が開催されました。新型コロナウイルスの影響で、残念がら無観客開催となりましたが、YouTubeでのライブ配信があるとのことで固唾を飲んでテレビで戦況を見守りました。天候は小雨で、やや風が強そうでしたが、日差しもなく、コンディションは良さそうでした。

 

■総合成績

01位 東京国際大 3:56.39

02位 國學院大 3:56.47

03位 法政大 3:57.14

04位 拓殖大 3:57.17.26

05位 中央大 3:57.17.61

06位 中央学院大 3.57.23

07位 日本体育大 3:57.47

08位 駿河台大 3:58.16

09位 国士舘大 3:58.51

youtu.be

■01組

06着 助川拓海 29:42.41

07着 手島 駿 29:42.91

 

絶対に取りこぼせない1組には、安定感のある助川くんと手島くんが選ばれました。最初の400mが超スローとなり、國學院中西くんが一人飛び出してとばしました。中西くんが軽快なラップで刻み、5000mの通過が1439、後方の集団は1506くらいでした。手島くんも助川くんも、集団の好位で虎視眈々と狙っている様子で、表情は余裕がありました。5000mを過ぎて、手島くんと助川くんが交互に先頭に出てペースを上げ、集団のふるい落としに入りました。最後もしっかり粘りきり、ひと桁順位でフィニッシュ。最高の滑り出しになりました。2人とも持ちタイムは組上位ですが、それに対する余裕よりも、「レースを支配する」という気迫が伝わってくる素晴らしいレースでした。

 

■02組

02着 阿部陽樹 30:02.73

04着 若林陽大 30:04.64

 

大変申し訳無い話ですが、2組の阿部くんが一番のサプライズ選出でした。スローペースのスプリント勝負になれば…という思いが的中し、2組はかなりのスローになりました。5000m通過が1533で、誰もこぼれず大きな集団のままでした。中大は最内スタートなので、この集団でポケットに入ったら身動きが取れない心配もありましたが、しっかりポジションを取って、冷静にレースを運んでいました。後半もペースは上がらず、スローのサバイバルレースになりました。2人ともしっかり先頭集団で勝負し、ラスト1周を前に、法政の2人がスパート。やや遅れて、国士舘三代くんと阿部くんがスパート。三代くんには負けましたが、阿部くんはスプリント勝負で見事に組2番。ラスト勝負だと分が悪いイメージだった若林くんも、組4番と最高の結果になりました。阿部くんのスピードと、若林くんのメンタルの強さが光った組でした。

 

■03組

11着 中野翔太 29:27.92

35着 東海林宏一 30:15.16

 

公式戦デビュー戦となるフレッシュな2人が3組を務めました。3組となると、出遅れたチームがハイペースで飛び出すケースが多いのですが、ここでは立教服部くん、日大樋口くんが主に引っ張り、縦長の展開でした。中野くん東海林くんとも中盤の絶好位から周りの様子を見るような感じで進めていました。5000m通過が1445で、ここで中野くんが前の好位に。5000m過ぎから、樋口くんがペースを上げて引き離しにかかりましたが、中野くんは余裕を持って好位、東海林くんは7000m以降離され、単独走になりました。最後のスパート合戦で中野くんも離れましたが、11番でまとめました。東海林くんは、ほろ苦い公式戦デビューとなりました。

 

■04組

13着 三浦拓朗 28:58.51

17着 園木大斗 29:03.33

 

3組まで粘ってつなげ、最終組になりました。最終組は順当にエースの三浦くんが選ばれ、園木くんが大抜擢されました。遅れを取り戻す留学生の集団がハイペースで先頭集団、そこからだいぶ離れて、出場のボーダーに持ってこようという日体大藤本くんと中央学院2人、東京国際丹所くんの第2集団、その後方に中大勢を含めた第3集団でした。5000mは、第2集団が1416だったので、おそらく1430くらいでは来ていたと思います。前半はその集団でうまく力をためていた2人も、後半はしっかり集団の前に出て勝負をしていました。結果的には後半もイーブンで、三浦くんが28分台の13番、園木くんはPB17番と、確実に走りきりました。園木くんは最後の1周も力を絞り出しましたね。三浦くんは、1つ前の藤本くんのところでの勝負が見たかったですが、怪我明けと戦況もあるので、確実な一手だったのだと思います。

 

総合結果は、関東地区5番で、伊勢路に9年ぶりに返り咲きました。個人的な思いは、「長かった…」という一語に尽きます。新庄くん、徳永くん町澤くん、堀尾くん中山くん舟津くんらそうそうたる面々をもってしても超えられなかった壁。本当に呪われているんじゃないかとさえ思いました。仮に、吉居くん千守くん森凪くんが入って万全な状態でも、楽観視できないくらいの不安感はありました。そんな中でもチームは、少しずつ積み上げていって、それがいつしか大きな山になり、今回歴史を動かしました。選手、スタッフ、関係各位のご苦労に敬意を評し、感謝したいと思います。本当におめでとうございます。お疲れさまでした。

 

さてさて、本戦は117日。今回のメンバーの中には、「ロード3割増」の選手もいますし、外れた選手も虎視眈々と狙ってきます。夏に新戦力も台頭してくることでしょう。そんな状況を加味しながら、楽しい妄想に励みたいと思います。

【4月23日】(各地区レース)_Drake Relays

アメリカ遠征中の吉居くんですが、遠征の締めくくりとして、Drake Relaysに出場しました。一緒に行動をともにしていた、住友電工の遠藤くんとともに出場です。

 

■5000m

16着 吉居大和 14:01.56

 

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キャプチャの通り、2000〜3000mで、71秒の中だるみが出てしまったのが大きく影響しました。吉居くんは、速いペースについてイーブンで押していくスタイルという印象だったので、やや消極的だったのかなと推測します。合宿の後半で、疲労が溜まっていたのかもしれませんね。

 

 

【4月10日】(各地区レース)_サトウ食品グランプリシリーズ 熊本大会 第29回金栗記念選抜陸上中長距離大会2021

トラックシーズンのシーズンインは、金栗記念からですね。対抗戦と同日に行われるため、どの選手が行くのだろうと思いましたが、今年は1500mの2名が出場しました。

 

■1500m

02組 05着 中野倫希 3:47.90

03組 08着 山田俊輝 3:47.78

 

youtu.be

中野くんは、入学後のデビュー戦が金栗記念という大きな大会からでした。動画配信を見ましたが、いい位置をキープしつつ、そのポジションから最後まで粘りきって自己ペスト更新でした。今後の活躍が期待できる内容でした。山田くんは、40秒台後半でしっかりまとめきる力は示していますが、40秒台前半までもう少しですね。

【4月10日】(各地区レース)_第47回定期対校陸上競技大会

昨年はコロナの影響で中止となった日体大との対抗戦ですが、今年は無観客にて開催という形になりました。中大ファンとしては、トラックシーズンの到来を告げる大事な試合ですが、なんとか開催してもらえたことに感謝いたします。

 

■1500m

01着 居田優太(対抗選手) 3:49.45

03着 谷澤竜弥 3:50.16

04着 手島 駿 3:51.91

05着 井上大輝(対抗選手) 3:53.44

06着 山平怜生 3:55.46

07着 倉田健太 3:56.14

08着 助川拓海 3:56.45

09着 阿部陽樹 3:56.92

10着 若林陽大 3:56.99

11着 園木大斗 3:57.48

13着 佐野拓実 3:58.90

14着 中澤雄大 4:00.47

16着 小林龍太(対抗選手) 4:03.33

18着 川田 涼 4:05.37

19着 羽藤隆成 4:08.52

20着 梶山林太郎 4:09.82

22着 丸山大輝 4:20.11

 

DNF 森 凪也

 

 

日頃はあまり1500mを走らない選手も、シーズンインということでたくさん出場しました。箱根で好走した若林くん中澤くんも自己ベストでしたが、かつては1500mが主戦場だった居田くん谷澤くんが、順当に上位に来ました。やはりスピードは抜群だなという印象ですが、数週間前はハーフを走っていた2人が、うまくスピードにも適応してきました。

 

■3000mSC

05着 浦田優斗 9:30.38

 

3000mSCは、新入生の浦田くん1名のみの出場となりました。序盤は積極的にいきましたが、徐々に遅れ始め、トップとはだいぶ差が開きました。持ちタイムと比較すると物足りないですが、ここからしっかり本番に向け合わせてほしいです。

 

■800m

01着 森 智哉 1:51.59

 

森智くんは、入学して初めての800mでしょうか。不慣れなレースにもかかわらず、51秒台の素晴らしいタイムでした。2年生には、金子くんという中距離のスペシャリストがいますが、この距離でもしっかり対応できるよう、磨いてほしいです。それにしても、ここまでのスピードとは驚きました…。

 

■3000m

02着 山平怜生(対抗選手) 8:07.76

03着 園木大斗(対抗選手) 8:08.97

04着 助川拓海(対抗選手) 8:09.83

05着 手島 駿 8:11.43

06着 若林陽大 8:14.26

07着 倉田健太 8:16.10

08着 阿部陽樹 8:17.74

09着 中澤雄大 8:19.56

10着 小林龍太 8:21.66

11着 佐野拓実 8:23.45

12着 湯浅 仁 8:24.77

14着 谷澤竜弥 8:32.38

15着 高木航志 8:32.88

16着 藤井拓輝 8:34.33

18着 丸山大輝 8:44.07

19着 田井野悠介 8:45.32

20着 高沼一颯 8:46.03

21着 植村優人 8:51.64

 

DNF 森 凪也

www.instagram.com

 

3000mのインスタライブは見逃してしまったため、詳細は不明でしたが、ここも森凪くんがペーサーを担ったようです。対抗選手3人が、2〜4着にしっかり入る内容で、シーズン序盤いい滑り出しでした。中でも1年生の山平くんが、自己ベストでチーム最先着の2番。東海林くんがいない中、存在感を十分に示しました。